鋸研ぎのワークショップ

去る9月30(土)、小牧市の田中造園さん他有志の方々が企画してくれた、鋸研ぎのワークショップに参加してきました。

講師は過去にNHKの『超絶スゴ技!』にも出演したことのある、鋸研ぎの神様とも言われる長津勝一さんです。

独自の切削理論に基づき、木材を綺麗に切りすくい取っていく独自の鋸刃構成により、本当に力を入れることなく木材を切断することが出来る鋸となる目立てを行う神業の持ち主です。

今回は刃の付き方の理論とアサリなし刃でも切れる理由を教示いただきました。理論は理解できましたが、実際にそのように目立て・修正を行うには相当な訓練が必要であり、やはり自分自身ではかなり困難でもし同じものを望むなら長勝鋸(通称でこう屋号を自称されています。)さんに研ぎ修正をお願いするしかなさそうです。鋸研ぎ一筋で65年、他の目立て屋が次々廃業していく中で現在でも鋸研ぎが生業で営業を続けていられるのも、機械研ぎに負けない切れ味と確かな技術を持ち合わせている神業職人である証拠です。おそらく長津さんがもしお亡くなりになられたら、もう同じ研ぎを出来る人はこの世にいなくなるでしょう。そう考えると人間国宝的なお方です。

とりあえず、今回は完成品2丁を注文させていただきました。到着するのが楽しみです。

  

企業様植栽管理

台風18号すごかったですね。
当方、ちょうど暴風雨域に入る時に町内の寄合から帰る途中で、直撃を受けました。傘は持っていましたが、はっきり言って差していたら逆に危ないです。結局傘もささずにズブ濡れになりながら帰宅しました。

台風一過、とてもいい天気に恵まれ刈谷市内の企業様の植栽管理を終えました。先週より断続的に降った雨のおかげで日程変更につぐ日程変更でした。
写真はモッコクなのですが、枝張りも大きくとても立派です。
前回の剪定は私が修行中の確か7年くらい前だと思います。
その後、私が独立したので経緯は分かりかねますが、おそらくその時以来手が入っていないと思います。
完全に枝間がふさがってしまっていて、木の健康状態的には思わしくありません。思いっきり透かして社長室にも心地よい朝日の木漏れ日が入るようにしました。我ながら、これはいい仕事だと思います。

防草対策工事(2017年8月24日)

今年の梅雨は梅雨らしい雨がなく短い期間で終わったと思いきや、梅雨明け後にも集中豪雨的な雨が降ったり、雨上がり後の猛暑だったり、本当に身体的に過酷な天候が続いています。そんな中でやや軽度の熱中症にかかりながら日々業務や娘の保育園の父母の会活動に勤しんでおります。

先日、梅雨後になってしまいましたが防草対策工事を施工させていただきました。山間の造成地区の住宅街でしたので自生のススキが庭の中に生えて草取り等の手間が大変だったのですが、思い切って30㎡近くの地を防草対策を施しスッキリといたしました。施主様も見違えるように綺麗になったお庭を見て「これから少し庭をいじってみたくなりました。」とおっしゃっていただきました。庭師をしていて、このようにお客様が変化してくださることがなによりの歓びですし、そのことでご家族の会話やコミュニケーションが円滑になり、より豊かな生活を送ってくださるようになることが嬉しく思います。ススキやドクダミは大変に強い地下茎で繋がっています。まだ露わになっている地が残っていますので、気を抜くとまた荒れてしまう可能性も残されていますので、今後の施主様による手入れに期待をしながら、今後どのような花や植栽が追加されていくか楽しみにしています。

  

枕木交換工事

今週は台風から始まりました。
台風5号がゆっくりと日本列島を縦断し、三河地方でも激しい雨と風が降りつけました。ようやく台風が過ぎ去ったとおもいきや、猛烈な暑さとなりました。今日は作業をしていても30分おき位に日陰に入って少し呼吸を整えないと作業が続けられないような暑さに見舞われました。

そんな今日の作業は枕木の交換工事でした。
月日が経って腐りの入ってしまった枕木を全て取り外し、新たな中古枕木と交換しました。中には中が空洞になってしまっていたり、土が流れ込んでしまっているものもありました。空洞に土が詰まりますと蟻を呼んだりさらに腐朽菌がはびこったりしてさらなる損傷が進行しやすくなります。いずれにせよ、今回の交換工事にて一度リセットをして景観と通路としての機能を回復しました。


交換前の朽ちかけた枕木


交換後

大きなクロガネモチ

同じ町内に住む方のお宅のお仕事ですととても気持ち的に楽にお仕事出来ます。それがいいのかいけないのかわかりませんが。。

毎年のことなのですが、庭木のレベルをとうに越した大きさに成長したクロガネモチの木に登って剪定を行うのを楽しみにしています。この木は家主様が台風で倒れかけた木を救って自宅の庭の中に入れたことが始まりの木ですが、今ではどうやって次動かすの?という大きさに成長した木になっています。息子さんのお二人の名前にもそれぞれ『樹』の文字が入っているほど木に対する思い入れの強い方でいらっしゃいます。とても広くて本数の多い庭ですのでこの時期大変なのですが、しっかりと管理していきたいと思っています。

 

五葉松の剪定

松というと一般の人々はクロマツを想像すると思います。実際に大きな庭園などで立派に形作られた松と言えば大きく仕立てられたクロマツは雄大で見る人々に感動を与えることができます。

クロマツは葉の長さを短く密集させた作りにするには、意図的にかなり手を入れないとそのような形になりませんが、葉の長さが短く葉の密度もクロマツよりも濃い松に五葉松という松があります。成長の速さもクロマツより遅く家庭の庭で長きに渡り一箇所に鎮座している五葉松は太さの割りに丈がなくとても重厚な印象を与えてくれます。

さて、その五葉松ですが葉の密度がクロマツより濃いゆえに、この松を真剣に剪定を施しますとクロマツの倍位の時間がかかります。成長がゆっくりな為に毎年完全なる剪定を行わなくても大丈夫なのですが、2年に一度は正式な剪定を行った方が木の健康を保つにはいいでしょう。

今回剪定を行った五葉松ですが、昨年かなり簡略化した剪定にとどめたために今年その反動が来ました。剪定は省略するとかならず次年にそのツケが自分に返ってきます。改めて肝に銘じようと思います。

台風が過ぎ去って

台風3号による豪雨が九州を襲い大分・福岡で死者もでる程の被害が出たようです。三河地方はたいした雨ではなかったのですが、ご冥福をお祈りしたいと思います。台風も過ぎ去り、代わって晴天となり木々の緑が美しく感じられる日となりました。気温もあまり高くなく今日の仕事はとても快適でした。

第41回西三河地区神社関係者大会

台風3号が思ったより素早く過ぎさってくれて、特に大きな被害もなく既に晴天の三河地方です。

昨日は第41回西三河神社関係者大会に参加してきました。本来これは各町の神社総代が出席するものですが、一人体調不良の為出席できないということで、代理で私に白羽の矢が当たりました。今年になって年行事という神明奉仕の役が回ってきて急に神道に触れる年となりました。重ねて最近インターネット等で日本の国體保持の話などの情報に触れることも多くなり、色々と建国の歴史に興味を持ち始めています。今回の大会で特別講演で井上和彦氏の講演がありました。先の大東亜戦争にまつわる講演でした。日本のアジア圏における欧米諸国との戦争はアジア各国を植民地支配から独立させる為に戦った戦争だということがわかりました。氏が言われるように確かに日本国内では第2次世界大戦開戦の理由や大東亜戦争の主旨や顛末や今なおアジアの各国と日本の皇室との間にある繋がりやアジアの国々からの感謝などは一切報じられることも教えられることもありません。そろそろ、私たち40歳代の世代が敗戦による自虐史観を改めて正しい歴史認識を伝えないといけない時期かもしれません。

 

庭師にお願いするとしたら・・

皆さん、ご自宅の庭の管理を頼むとした場合に何を基準に業者を選ばれているでしょうか?

金額・親切丁寧さ・掃除の程度・仕上がりの感じ・受け答えの対応・日程の自由度などなど、それぞれに色々な思いがおありのことと思います。もちろん、それぞれの方がそれぞれの事情をお抱えになっているケースもございます。自分でやっていたけれどももう体が動かなくなった。とか高い所は危険を感じるようになった、あるいは実際に怪我をしてしまったという声もお聞きします。

当社では必ずお客様が抱えている問題をお聞きし、その場合どのようにしたら問題が解決出来るかをご提案し業務に取り組んでいます。あれこれおひとりで悩まずにぜひ一度ご相談いただけたらと思います。

小堀遠州作の庭園鑑賞

町内会の旅行にて現在NHK大河ドラマ「女城主直虎」にゆかりのある井伊家の菩提寺である龍潭寺に行ってきました。
小堀遠州の作庭は急な斜面を利用した築山・滝石組・池・借景を利用した山の表現などあり、どのお庭でもおおよその小堀遠州の息吹を感じることができます。龍潭寺のお庭では池の形で「心」の文字を表現し浄土の心を表現したようでした。築山で鶴を右の出島で亀を表現してありました。
とても趣のある庭園でした。