エクステリア&ガーデニングフェア2022

エクステリア&ガーデニングフェア2022

エクステリアメーカーや商社が直接集う中部地区最大のエクステリア・ガーデン資材見本市に行ってきました。ここ数年はコロナの影響もあり開催されていなかったのですが、業界団体の強い意向によって今年は開催されました。事前予約制によって入場制限が掛かっていたので、混雑することはなく、出展者数も限られていましたので余裕を持ってまわることが出来ました。例年ですと会場は熱気に包まれて汗ばむくらいだったのですが、今日は雨模様だったのでちょうどいい室温でストレスなく回ることができました。

Only one Camp ブランド
Only One Clubブース

ソロキャンプがブームとあってキャンピング用品ブランドが立ち上がっていました。
テント内で使う薪ストーブとか、焚火台とかランタンとかスパッタシートとか、趣味の世界をくすぐるグッズがありました。

アルミ製品はこれまでカーポートやフェンスが大体的に展示されていましたが、今年はアルミ芯のウッドスタイルフェンスや宅配ボックス、自転車スタンドなどの新らしい生活様式を意識した製品が展示されていました。人工芝も耐熱性が向上した製品など新しい製品が出ていました。

ここ数年、ちょうど高度成長期時代に作られたブロック塀などがコンクリートの耐用年数超過で倒壊の危険性を増してきており、控え壁の無い施工や大谷石(風化によって欠けてくる、鉄筋が入っていない)など地震がきた場合に倒壊の恐れがある壁が多くみられるようになりました。そうした流れを受けて、ブロック塀の倒壊診断の事例教習のセミナーなども開催されていました。今回は短時間の滞在にて結構密度の高い情報を得ることができました。

基本ブロック間に施工された横筋事例
小林徹氏による解体実録

試作評価品の剪定鋏の評価回答

とある刃具メーカー様より昨年度に評価依頼として貸与されていました、剪定鋏の評価結果回答を返送いたしました。

剪定鋏は既に成熟市場で、ほぼ既にロングセラーとなっている製品がある市場にあり、そこへ新商品を投入するというのはかなりチャレンジングな試みだとおもいます。何で差別化するかだと思いますが、なかなかそれも必要十分な性能は既に備わっている為に難しい市場だと思います。

結果としては、既に利用している鋏よりもやや剛性感に劣り残念な結果となりましたが、違う方向での新製品の開発に期待したいと思います。

 

鋸研ぎのワークショップ

去る9月30(土)、小牧市の田中造園さん他有志の方々が企画してくれた、鋸研ぎのワークショップに参加してきました。

講師は過去にNHKの『超絶スゴ技!』にも出演したことのある、鋸研ぎの神様とも言われる長津勝一さんです。

独自の切削理論に基づき、木材を綺麗に切りすくい取っていく独自の鋸刃構成により、本当に力を入れることなく木材を切断することが出来る鋸となる目立てを行う神業の持ち主です。

今回は刃の付き方の理論とアサリなし刃でも切れる理由を教示いただきました。理論は理解できましたが、実際にそのように目立て・修正を行うには相当な訓練が必要であり、やはり自分自身ではかなり困難でもし同じものを望むなら長勝鋸(通称でこう屋号を自称されています。)さんに研ぎ修正をお願いするしかなさそうです。鋸研ぎ一筋で65年、他の目立て屋が次々廃業していく中で現在でも鋸研ぎが生業で営業を続けていられるのも、機械研ぎに負けない切れ味と確かな技術を持ち合わせている神業職人である証拠です。おそらく長津さんがもしお亡くなりになられたら、もう同じ研ぎを出来る人はこの世にいなくなるでしょう。そう考えると人間国宝的なお方です。

とりあえず、今回は完成品2丁を注文させていただきました。到着するのが楽しみです。

  

庭師にお願いするとしたら・・

皆さん、ご自宅の庭の管理を頼むとした場合に何を基準に業者を選ばれているでしょうか?

金額・親切丁寧さ・掃除の程度・仕上がりの感じ・受け答えの対応・日程の自由度などなど、それぞれに色々な思いがおありのことと思います。もちろん、それぞれの方がそれぞれの事情をお抱えになっているケースもございます。自分でやっていたけれどももう体が動かなくなった。とか高い所は危険を感じるようになった、あるいは実際に怪我をしてしまったという声もお聞きします。

当社では必ずお客様が抱えている問題をお聞きし、その場合どのようにしたら問題が解決出来るかをご提案し業務に取り組んでいます。あれこれおひとりで悩まずにぜひ一度ご相談いただけたらと思います。

やっぱり現物を確認して仕入れを決定しないとダメです。

外溝資材の話ですが、再生コンクリート舗装材で自然石型取りの化粧舗装材がカタログで見て良さそうな感じだったので、自宅のアプローチで試してみようと思って仕入れをしました。

結果、届いたものは・・・・

色合いが全然カタログと違いますし、カタログには単色でも複数の色ムラを出して自然な風合いを表現したと謳っているいる割には・・・塗装のカバー率が50%の満たずに素材のコンクリートの質感がもろに出てしまっているまるで中途半端な塗装品でした。

思わず、詐欺だと訴えたくなるレベルでした。
これが大手資材メーカーの提供品でしたので、ちょっと今後の仕入れを考えてしまいます。天然石材ではかならず現物を確認して、使う場所のことまで計算して現物を選んで仕入れをしていますが、外溝資材でもそこまでしないといけないのか?というのは今回の一番の教訓になりました。とにかく言えることはカタログの色合いはまったく信用に値しないということです。(今回の品は見本市で現物を見ていただけに、裏切られ感が大きかったです。見本市製品も特別グレード品だということも認識していた方が良さそうです。)

エクステリアのインターネット仲介業

わが社も販売チャンネルはひとつでも多くもった方がいいとの判断で、インターネット専業のエクステリア関連業務仲介サイトに業者登録をしています。

そこからの依頼は近隣の市のお客様から見積もり依頼が発生した場合に飛び込んできます。当該業者は基本2社相見積もりを発注しお客様に対して提案を競わせます。そのこと自体はこちらも提案力を磨くという意味で有意義なものなのですが、問題はこのようなサイトを利用するお客様の性向にやや問題が感じられます。

通常、インターネットサイトにてエクステリア工事を見積もり依頼をしようとするお客様はそれ以前に既に付き合いのあるエクステリア業者に見積もり依頼を掛けて見積もり提案を受けている場合がほとんどです。

そして、その見積もり金額に納得がいかない場合にさらに安い金額で工事が出来る所がないか?あるいは、提出された見積もり金額は妥当なのかどうか?などを確認する為にインターネットという媒体を利用している気来を感じます。いいかえますと提案(プラン)そのものが気に入らないということではないということです。

こういった要望のお客様の場合、我々に要求してくることは、いかに安い料金で同等の工事が出来るか?もしくは、同じ金額で考えた場合、どれ程のサービスを受けられるか?の提示を求めてきます。もちろん、こちらはそれに答えた見積もりを提出する訳ですが、大概の場合ここでお客様は我々の提案を持って先の業者に再交渉に当たっているようです。

我々としては、お客様の要望に応えたまでなのですが、確かに顧客満足は得ることに成功しても結局の所契約に結びつかないのが、現在の現状です。

エクステリアという出来上がりの姿を伝えるのが難ししことと、それなりの金額が掛かる工事というのは、やはり近接なFACE TO FACEのサービスが求められているようです。

 

稲沢市の商習慣

先日愛知県稲沢市の植木生産者より植木を仕入れたのですが、その時の出来事で驚いた事がありました。

稲沢市には国府宮というところがあり、この地方では毎年奇祭である『はだか祭り』が開催されます。

まったくの偶然なのですが、植木を引き取りに行く日がこの『はだか』祭りの翌日と重なってしまった為に、引き取りに行っても物が準備していないということがありました。

仲買業者いわく、稲沢では『はだか祭りの前後三日間は稲沢人はろくに仕事をしない』だそうで・・・・

所変われば、常識が変わるもんだと驚いた一日でした。