立ち枯れ松の枝下ろし

周りを山に囲まれた山間部、棚田が美しい村落にて、敷地の裏手には小川が流れ、盛り土からの敷地境界にはイノシシ除けの電柵が張り巡らされており、さらに作物のある所はネットフェンスと網掛けによる完全防御。外周部は竹や払った枝をビーバーダムのように積み上げて堰として獣害を防いでいます。その外周部に生える木々はほぼ自生のままの状態ですが、その内1本の松がどういう訳か経ち枯れの状態にありました。既に枯れてから数年経過しているようで、枯枝が風に吹かれて防獣ネット囲いの上に落ちているという状況になっていました。

写真から分かるように三脚が建てられる環境ではなく、ロープを使いながら登り込んで横に張り出している枝は切除しました。何せ枯れこんでいるので、枝にアンカーを取ったり、枝に足を掛けたりが出来ない状態での作業でしたので、幾分体力を消耗しました。予定では1日で幹元まで伐採する予定でしたが、どうしても伐倒する方向を確保できず、かといって断幹して落下させるにも通路に瓦が敷き詰めてあり、そこに落とす訳にもいかず、幹の伐倒を断念しました。久しぶりのクライミング作業ということもあり、後日二日間は体がバキバキでした。

作業前
作業後

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