蜂が活動を開始しました

先日の出来事です。お客様の隣人の方から木にハチが巣を作っているからなんとかして欲しいという要望を受け、ご相談を受けました。

伺いますとその木というのがシマトネリコでして、珍しいなあ~と当方は思ったのですが、何でもお客様は隣人の人からの言われ方「ほらっ、ここ見てっ」という言い方にいたく立腹されており冷静な判断ができない状況であられました。

お客様の状況的にとても蜂が巣をつくるような条件にある木ではないのですが、詳しくお話を伺っているうちにどうやらご主人の海外出張の都合で数年家を不在にしていた期間がおありになるらしく、その間に巣を作られたということで妙に可能性として納得しました。

また、不在中の出来事でしたので隣人の方も不満のぶつけ先がなく苛立ちがつのってしまった結果引き起こった隣人間の軋轢なのでしょう。

本来でしたらちょっと対策を行って丸く収まる案件なのですが、お客さの鬱憤が大きく対策よりも精神的なケアの方が必要性を感じてしまった出来事でした。

対策としてはハチ取り容器を自作または購入して、とりあえず様子を見るのみで何とかなりそうですので、そう提案をいたしました。

隣人とは日頃からのコミュニケーションと長期に渡り不在にする場合などは、回覧物など町内の当番のことや、家にまつわるケアなどを気を使う必要があるなと思い直した案件でした。

これもトレンドなのでしょうか

昨年松より松の手入れに始まり、かなり広大な敷地内に植えられている植栽の手入れを少しづつ行わせていただいています。

先にお亡くなりになられたご主人が好きで、ご自分で買ってきては植えられた木々は20数年を経て大きく成長し、家人では手入れをするのは不可能な状況になっていました。(もちろん、その間には職人の手も入り形が造られているということもあります。)

最近まで、どうして急に一通りの手入れを急がれるのかお聞きしていませんでしたが、先日ふとお話しをされました。

「私ももういつ逝ってしまうかも分からないので、それより前に一通り綺麗にしておこうと思って・・。」亡きご主人の離れ書斎も時機に取り壊す予定とのことでした。

これが、古今報道などで聞く『終活』ということを意識した行動なのでしょうか。なんとなく切ない気持ちになったのでした。