昨年松より松の手入れに始まり、かなり広大な敷地内に植えられている植栽の手入れを少しづつ行わせていただいています。
先にお亡くなりになられたご主人が好きで、ご自分で買ってきては植えられた木々は20数年を経て大きく成長し、家人では手入れをするのは不可能な状況になっていました。(もちろん、その間には職人の手も入り形が造られているということもあります。)
最近まで、どうして急に一通りの手入れを急がれるのかお聞きしていませんでしたが、先日ふとお話しをされました。
「私ももういつ逝ってしまうかも分からないので、それより前に一通り綺麗にしておこうと思って・・。」亡きご主人の離れ書斎も時機に取り壊す予定とのことでした。
これが、古今報道などで聞く『終活』ということを意識した行動なのでしょうか。なんとなく切ない気持ちになったのでした。