防草対策工事

自分たちでは何も植えてなくても、近隣の条件によっては鳥が種を運んできたりして、知らない内に敷地に木が生えてしまうことはあります。

特に多いのが『クロガネモチ』・『クスノキ』・『ハゼノキ』などです。

気が付いたら、小さいうちに手で抜ける間に抜いてしまうのが一番なのですが、なぜか皆さん気づかずに十分な太さになってどうにもならなくなった頃に相談にみえます。

「もっと早い内に言ってもらえれば。。」というのが定型句になってきました。

今回は隣地の地主さんより処理要望の話も出て緊急な対策工事となりました。

クロガネモチ自生
伐採・枯らし剤打ち込み
クスノキ・ハゼ
ドクダミ
ナンテン他

ドクダミの根を残すとやっかいなので、全て掘り起こしながら根をひとつづつ全撤去しました。

ハゼの根が細い隙間に張って土間の反対側まで来ていました。恐るべし。
15年間くらい何もしてこなかったそうです。(^^;

本日は雨によりここまで。G.W.中には防草シートを敷いて砂利を敷いて完成の予定です。

トラックあおり修繕

昨年8月、前のトラッククレーンがクレーントラブルに加えエンジントラブルを抱えていたのでトラックを更新しました。そのトラックは中古再生トラックでしたのでボディのあちこちは鈑金・溶接により作り直してあるトラックでした。あおり内側の板はメーカー標準ですと張替え不可能なのですが、元々作り直しの時に張り替えていますし、今後も張り替えることが出来るような構造に造り替えられていました。しかし、溶接品質が思わしくなく3月頃に荷台あおり内側の板を押さえていたバーが取れ、外れてはこないものの、早いこと修理しないといけないなあと思っていた所でした。

ようやく、念願の溶接機を入手したので自力修理を試みることにしました。

あおり内側の板を外側からボルトを外し取り外して、錆を除去。溶接する為にアースを取る場所の塗装を剥がし、押さえ板の接合部分のサビと塗装を取ります。

押さえ板とあおり本体は突合せ溶接の為、押さえる板厚分のシム板を挟んで位置合わせをします。

溶接部材を当てがってみたところ

寸法はそれほど狂ってなく、隙間が大きく開いている訳でもないので、比較的容易そうです。

テストの結果、溶け込みは半自動の方が良さげでしたので、アークスタートのしやすさからも半自動溶接で溶接することにしました。

さて、結果は・・・・

うん。まずまずではないでしょうか?強度的に不安は残りますがひとまずしっかりと着いているのでヨシとします。

接合部分を再塗装して終了です。

溶接機を買いました

かねてから、ちょっとした道具類の補修やトラックのボディの修繕などに溶接機があったらいいなと切望していた家庭用小型溶接機ですが、とうとう買っちゃいました。

「100Vの溶接機では使い物にならない」とか「溶接強度が心配」という声も聞かれ、SUZUKIDやアストロプロダクツなどホームセンターでも目にする小型溶接機がある中で、色々とYou Tubeやらレビューやらを参考にしながら、ハイガー産業の溶接機にすることにしました。

購入したものはコレ

HG-MAG/MMA-100A

半自動⇔溶接棒切替と電流値ダイヤル

ハイガー産業『HG-MAG/MMA-100A』
100Vの小型溶接機で半自動溶接と溶接棒による被覆アーク溶接の両方を利用できるモデルです。当方半自動溶接は初めてで、もし購入しても上手くいかなかった場合に困ってしまうので、その保険として被覆アーク溶接も可能なモデルにしました。溶接機というのは機械の個体差もあって、購入したからすぐ納得のいく溶接が出来るという訳ではなく、まず機械の特性をつかまないと使いこなすことができません。

まずはこの機械がどれ位の性能があるのかを試してみました。

半自動溶接トーチ
溶接棒と溶接ホルダ
半自動溶接による溶接
溶接棒による溶接

左の写真がφ0.8mmのフラックス入りワイヤによる溶接で、右の写真がφ1.6mmの溶接棒による溶接の試行結果です。最初の内はアークが飛び始める距離もワイヤの送給速度も手探りで、アークが飛んだと思ったらワイヤーが出すぎて途切れたり、逆にワイヤーがちぎれ落ちたりと上手く行きませんでしたが、ワイヤー送給速度も調節可能ですし、電流値もダイヤル一つで調整可能ですので、繰り返しトライすることで、ある程度のビードが出来るようになりました。母材は板厚5mmのS45Cです。φ0.8mmのワイヤの場合最大板厚が2mm迄と書いてあったので、やはり溶け込み不足は否めませんがそれでも1mm程度の深さまでは溶け込んでビードが形成されているように見受けられます。溶接棒の方はとにかくアークスタートが難しく、さらにアークスタートしたと思ったらくっついてしまってばかりで、まともにアークを飛ばすこともままなりませんでした。やっとの思いでアークを連続させてもすぐに溶接棒が一気に溶け落ちて距離がでてアークストップしてしまうありさまでした。また、φ1.6mmの溶接棒では母材板厚5mmは厳しくて殆ど母材が溶け込むことは無く、溶接棒のダマが散々と散るという結果になりました。これについては次回φ2mmの溶接棒を使って再度挑戦してみようと思います。繰り返しアークを飛ばして母材が温まってきたらもしかしたら上手く溶け込むかもしれません。でも母材の熱による変形を覚悟しないといけませんね。薄板ものは半自動溶接の方が合っているように感じました。

次回は実際に一輪車の補修とトラックのあおりの補修を行おうと思います。