【オリーブ】と【シマトネリコ】

オリーブとシマトネリコ、どちらも乾燥に強く、山土や畑のようなどこまでも根を張り広げられる場所に植えられていますと、それは早く成長し加速度的に太く大きくなります。

今回のお客様のお宅も元々畑であった土地でしかもすぐ脇に水路が通っているという地中の下の方に行けば恐らく浸透水が十分に得られるような場所に植えられているオリーブとシマトネリコでした。植えられて5年程だと聞きましたが、それにしては十分すぎる太さに成長した株になっていました。

ご自身で剪定をされていたそうですが、高さが自分で剪定をするには高すぎる高さに伸びてしまった為に今回ご依頼を受けました。(恐らく1年剪定をやらないまま2年目を迎えたら思いの他成長が早くて長くなりすぎて切り枝が1mを超えるものが多くなり危険を感じられたのだと思います。)

今回は込み入った枝も多かったので、思い切って大きく切り戻しと透かしの操作を同時に行いました。最大長で2m50cmを超える長さの枝(株立の間引きの幹)を抜いたりしました。
プロでないとちょっと脚立の上で一般の人が作業するには危険な作業でした。

プロでもやってみたら結構なボリュームの作業だったなと思える量でしたので、ご依頼いただいて正解だったと思います。G.W.ということもあり、途中お子さんが「がんばれ~」と声掛けしてくれて、俄然力がでました。ありがとうございました。

ご新規のお客様

長く営業を続けていますと時々急なご依頼が入ることがあります。
今回のお客様も長らくどうにかしたいとは考えておられたようですが、忙しさもあり先延ばしにされていたようですが、当方のHPをご覧になられて決断をされて一回綺麗にしようとご依頼をいただきました。

大きくなりすぎたケヤキの木とカシの木2本、昨年の酷暑と少雨によって枯れてしまったボックスウッドの植え替えをご依頼いただきました。ヤマボウシも一部枯れこんでいる幹があり、見た目には芝生部分に除草剤を撒いたことによる枯れこみのようにも見えましたが、除草剤は散布されていないということでした。

これまではご自身で剪定をされていたということで、酷く荒れていないまでも、少々剪定のされ方が独特で、自然樹形を崩さないようにと悩んで切られていることが裏目にでて、本来切り落とした方が良い枝が切られずに残り、樹形の骨格が取れていない状態の造りになってしまっていました。

随分切り戻し、再度樹形骨格を取り直すつもりで、大胆に太い枝や幹について切り詰めました。ボックスウッドは完全なる水切れで根が既に無くなっており撤去については比較的簡単にできました。植栽は近くに植えられているヤマボウシやシャラの根が干渉しており、それらの根をなるべく切らないように慎重に掘りながら均等に植え付けました。

植栽土壌が水捌けが非常に良く、むしろ良すぎる位なので昨年の降雨不足によってかれてしまったのだと思います。今回植込みの復元と木々の樹形取り直しをしっかりと行い、次年度からの樹形回復に繋げられるように剪定をしました。ありがとうございました。

事業所外周部の草取り

事業所として使われてい賃貸物件を返却に伴い、外周部分の草取りを行いたいというご依頼でした。

恐らく返却時期を見越して除草剤を撒かれていたと思いますが、ここ2週間に渡って急激に暖かい日が続いたり大量な雨が降ったりしたので、急激に覆いかぶさるように草類が成長したように思います。

とにかく鍵返却までのお急ぎの案件でしたので、ご連絡が入ったその日のうちに対応させていただきました。

面積が少なかったので良かったです。

ハウスメーカー系外構の植栽の変遷

過日ですが、久しぶりご新規のお客さまでハウスメーカー系植栽の剪定をお請けしました。
ハウスメーカー系植栽はどうしてもお引渡し時にて完成された外観を追及するということと、建物や外構を引き立たせる為にどうしても力強い枝ぶりの木を入れるのではなく、細くしなやかな枝ぶりの株立の木を入れて葉も細かいものが選ばれる傾向があります。

そして、最近では山取りのカエデやアオダモやソヨゴなどが好んで使われるように変わってきているように感じます。新築の場合、どうしても植えられてから手入れがされない期間がどうしても発生してしまう為に丈夫な木が好んで選ばれるという傾向もあるような気もしています。

一言だけ言いたいことは埴土域がかなり限られた容積の所に将来的に成長したら根詰まりして枯れるだろうなという樹種が植えられていたりするのは、ちょっと瞬間の外観だけを追求して将来的に枯れてもいいという発想はどうかと庭屋は思ったりする訳です。

だいたいが、植えられている木がどのように成長して枝が伸びていく性向がどうかということは、デザイナーさんは知らないか無視しているかなんですよね。

ちょっと無責任すぎやしませんか?まあ、ユーザーさんも引き渡し時の外観が良ければそれで満足されるので要求を満たしていると言えば満たしていることになりますが。

もっと庭屋が啓蒙していかないとと思う一時でした。

山取りの木は庭木とは少し違った枝の伸長のクセがあるように感じます。

事業所植栽管理②

梅雨前後は一気に植栽が成長するので、景観を綺麗に保つ必要のある事業所様の管理案件が優先されます。事業所様は手入れを行う範囲も広いので、どうしても1度に入れなかったり、期間がある内にまた違う所が気になったりしてご要望が増えたりすることがあります。

こちらの事業所様は土手の桜の管理、消毒、外周法面草刈、生垣刈込、植栽の整理と、従業員の方達が行うには全てサイズが大きすぎるので外注への発注という判断にされているのでしょう。全体が大きいのでサイズ感がバグッって木も大したことないと思って取り掛かると、とんでもない、ひとつひとつが確実に物量があり、正直結構大変です。中でも5m弱のモッコク3本立はそれぞれが幹周1m弱ある立派な株立でその姿は壮観です。アスファルトで固められている環境は通常の現場より暑く体力の消耗が激しいですが、無事に今年も勤めました。帰宅後ちょっと熱中症っぽかったですが。

事業所事務所の管理

建設会社様の事務所、色々大型の施設を担当した時に引き上げてきたりしたソテツを事務所の空き地に植えられていたのでしょう。普通に庭を作ったので入れない数のソテツがしっかりあります。長年の間放置されてきていましたので、落ちた種から子株が沢山吹きだし、現在の姿になったのでしょう。低い位置で葉が茂る個体もあり、後ろが水田ということもあり水を豊富に吸えるのでしょう。1年で近づけない程の葉が茂り低い位置の葉を切り進入路を作りながら株元まで近づかないと手入れが出来ないソテツ群となってしまっています。

毎年手入れは結構大変なのですが、草を取ってソテツの葉を刈って雄花をもぎ取って・・・
まあ大変です。またソテツの葉は嵩張るし重たいということもあり2t車2杯で400kgありました。その週、他の現場へも腰の痛みを引きずりました。しかし、持ち主の方の方が私よりも体に痛みを抱えている人ですのでしかたありません。頑張ります。

庭じまい

お客様のご実家、ご両親が亡くなられ住む人が居なくなった為に管理されていなかったお庭ですが、ご家族による法事開催に向けて一度綺麗にしたいということでご相談を受けました。

全員それぞれの家庭をお持ちですので、これから住まわれる人もなくそこの庭木を手入れし続けるのもどうかということから、一部正面側の木々を残して他は全て伐採というご依頼でした。世代交代時に「庭じまい」ということで庭を取り壊して駐車場にするという案件は良くあることですが、自分の関連するお客様では初めてのケースとなりました。しかし、時代的な背景を考えれば、これからこのような案件は増えていくものと思われます。実際、現在のお客様はご高齢な方が多いですし。次の世代の方(自分と同世代)はあまり庭に興味の無い人が多いですね。というか時代的に庭を楽しむゆとりのない時代ですね。残念な風潮です。

ちょっとした林の木の整理

今週からちょっとした小高い丘の林より外周道路や家屋の上にせり出している木の枝打ちや伐採の業務に取り掛かっています。元々は義父が依頼を受けた案件なのですが、義父が高齢によりもう高い木に登ることは避けたいし、ちょっと量が多くてやりきれないということもあるのか(真相は本人しか分かりませんが)私のところに直接話をしてやってくれということで話があり受けることにしました。

依頼主さんは、同じ町内の人なので私も知っている人なので、依頼が義父から婿に渡ったことも、そういうこともあるかと理解していただいていると思いますが、まあちょっと量があり自分も一人でやるには結構骨が折れる現場であることには間違いありません。かと言って断る理由は何もなく、自分を試す上でもちょっと負荷の高い業務もどんどん取り組んで行こうと思っています。

こういう業務は何が一番大変かと言えば、何せ木が大きいとスケール間がバグってそれ程大きくないつもりでも切り落として地上に降りるとものすごく大きく重く、片付けるのにものすごく労力を使うという点です。細かくバラさないと搬送もできませんし、バラしに時間を使っていると、すぐお客さんからクレームが入ります。(かといって、切り落とす時に細かく切り落としていると、それはそれでクレームが入るんですよね。お客さんは大きく落とすことの技術的難易度と危険性について理解が薄いので苦労します。)まあ、お客さんがどう言うかは置いて置いて、一番は自分の安全を確保することと、道路に落とすことになった時の通行者の安全性を確保する事ですので、着実に業務をこなしていこうと思います。

チェーンオイルの剤質

チェーンソーにはエンジン動力にせよ電動にせよソーチェーンとガイドバーの摩耗を防ぐ為にオイルが必要となります。

通常動粘度100のオイル(結構粘り気が強い)が推奨されているのですが、結構な消費量ですし1年に1回程度は買い足さないといけないので、何か代用できないかと考えていました。

偶然車載クレーンの油圧ホースを交換する必要があり作動油を全部抜いたので、その作動油を潤滑油として代用してみました。

動粘度が46と少し柔らかめなのでもしかしたら油膜切れの危険があるのかもしれませんが、それ以上に摩擦熱によりオイルが蒸散するようで使用を続けるとオイルミスト臭がすごく、またこの作動油というのは劇物で皮膚につくとその箇所がただれたように炎症を起こしますし、ミストを吸引すると鼻腔が痛みます。自分が化学薬品に敏感という事もありますが、発ガン性の危険もあるそうなので夏場は代用を控えようと思います。

葛との格闘

独立起業当初から贔屓にしていただいているお客様、先代のお父様が植えられた茶の生垣が珍しく、他ではまず見当たりません。庭師が作った庭ではまず生垣に茶の木を使うことはないでしょう。(【チャドクガ】が大量発生します。何を隠そう【チャドクガ】とは【茶毒蛾】なのです。)

さて、そういうものの、結構刈り揃った茶の木というのは遠巻きに見ても美しく、確かに茶畑も綺麗だなあという印象が脳裏によみがえります。茶畑の場合は天端は丸みを帯びた刈り揃えですが、生垣の場合平に刈り揃えるので、これまた新鮮な感じがします。そして、茶の新芽の色はやはり美しいです。

さて、そんな茶の木の生垣なのですが、ようやくここ数年で綺麗に刈り揃いの面が出るようになりましたが、それまでは茶の木の根元に蔓延った葛が大量にあり、それらが茶の木を覆いつくすように天を覆うので、正味茶の木の新芽は綺麗に出揃っていませんでした。

そんな状況を改善すべく、葛専用に開発された打ち込み型枯らし剤を数年に渡り葛の根本に打ち込み続けようやくある程度抑え込むのに成功しました。

しかしながら、葛は枯れたと思った根株からでも2年くらい経つと新しい蔓が伸び出して、また横に広く細い蔓を這わせては着地し、そこに根を出して栄養を得るという恐ろしい繁殖戦略を取っている為に根絶するのが本当に難しいです。(地面スレスレの所で放射状に蔓を伸ばし、どこか一ヶ所切断したとしても迂回路から水分や養分を吸えるという構造になっています。)

毎年、蔓をむしりとるという操作を行っているのですが、撤去する以上に増殖する数が多く、ハッキリ言って根負けします。