紅葉は結構、幹に虫が入って食害されることによって枯れることがあります。
今回も枯れてしまったシダレモミジを植え替えました。
モミジは比較的ゆるやかな成長で葉張りのあるものを求めるとそれなりの太さと高さがでてしまいます。高さの低い葉張りのある木を探すのはなかなか困難なのですが、接いである木で老木のいい木が入りましたので、植えさせていただきました。いい形です。

お客様の住環境を快適な状態に保つことに勤めさせていただいています。
紅葉は結構、幹に虫が入って食害されることによって枯れることがあります。
今回も枯れてしまったシダレモミジを植え替えました。
モミジは比較的ゆるやかな成長で葉張りのあるものを求めるとそれなりの太さと高さがでてしまいます。高さの低い葉張りのある木を探すのはなかなか困難なのですが、接いである木で老木のいい木が入りましたので、植えさせていただきました。いい形です。
本日夕刻、埼玉県からのお電話でハナキリンという多肉植物を探しているという御電話がありました。十年以上前にサボテンの台木として多数購入をされた実績がるということですが、その時が愛知県の「ジュラクエン」という同音の業者だったそうで、前回の記憶を頼りに電話番号をお調べになってかけてこられたようです。まことに申し訳ないことに当方は生産を主に扱う業者ではありませんので、即座にご要望にお応えすることはできず、お取引のある花卉販売業者さまに相談をして、今は時期が早いのでちょっと流通はしていませんが、春先なら入手可能なようでしたので、その旨回答した上でお近くの販売店でご相談されればたぶん入手可能であること回答いたしました。ハナキリンの中でも特にモクキリンという種がサボテンの台木に適しているようです。
庭と言いますのは、一度作ったら終わりではなく、一度形が出来てから、また違う想いが出て来たり、急に何か閃いて新しいアイデアが降りてくるものです。
今回、坪庭を造らせていただいたお客様、ひっそりと目立たない場所で眠っていた置き灯篭があることを思い出され、それを今回作った坪庭に入れたいというご要望が出ました。
その置き灯篭を確認しましたら、今据えている木曽石の上には座らない大きさでしたし、木曽石と灯篭の相性が今一つ合わない感じですので、結局新たに台座となる石を探すことにしました。
使う場所と使い方が決まっている場合の石探しは比較的悩まなくて済む為に、意外に早く見つかりました。(このあたりは本当に運です。)
今回見つかった石は、もともと庭に使われていた石を外して持ち帰った石でしたので、ちょうど苔がいい感じで付いていたりして古さを感じられていい石でした。
他の同業者から目的に合致した石や植栽を分けていただくということは時としてよくあることですので、快く分けていただけました。果たして・・・
後は思い切って入れ替えするのみです!
結果
「もうこれ以上ない」という位灯篭と石がマッチして最高の出来になりました。
我ながら感動しました。いい仕事をさせていただき、ありがとうございました!!
町内の墓地管理組合様より、隣接した山よりセリ出た大木の枝より、毎年大量の落ち葉が墓地内に降り注ぐのなんとかならないかとのご相談がありました。
かろうじて導入路は高所作業車が入れる道幅であった為に高所作業車を利用しての支障木枝払いを行いましたが、もともと墓地中腹までしか入れない為に全ての枝までは届かず、一部の到達出来る枝までの剪定となりました。
残りの枝は人力で切り落とすしかなく、後日再度計画しなおして特殊剪定・伐採を行う運びとなりました。(それが1カ月前)今週始めにようやくやり残していたすべての支障木の枝下ろしと伐採を完了することができました。
管理組合会長さんを始め役員の方にもご協力をいただき、途中想定外のトラブルが発生するも補助のお陰で頓挫することなく完遂することができました。体力的にもかなり負担が大きく今週一週間は疲れを引きずりながらの業務となりましたが、失敗も含めまた一つ成長できたような気がします。
そろそろ松の剪定に取り掛かる時期になりました。庭木としての松を形創るにはそれはそれは長い年月が掛かる訳でありまして、庭木として仕上がったものを庭に入れても3年手入れを入れずに放置すれば、中の枝が枯れ込んで形が崩れます。お客様がご自身で剪定をされていたとしても、よほどしっかりと研究をして心得のある方でないと切ってはいけない枝などを切ってしまい、形が崩れていきます。当方にご依頼のあるケースでは大概がこの形が崩れてしまった松に手を入れていくケースになります。いわゆる松の作り直しという作業になります。
この場合、まず枯れ込んだ枝を除去し、長く伸びすぎたり交差している枝などを落として、1年目はごっそり透かして骨格を取り直す操作をします。次の年に新芽の吹き具合を確認して、通常の(型どおりの)剪定を施し翌年を待ちます。3年目にもう一度型どおりの剪定を行うことで、ようやく基本の枝振りの骨格を取り戻します。あとは、通年、その松個体の芽吹きの個性やクセを見ぬいて、その松の性格に合わせた剪定方法に微調整をしていきます。
この回復操作のなかで、年を重ねるごとに芽の数が増えて、空間も密になってきて剪定作業に時間がかかるようになるのですが、このあたりが自分の能力とどれ位時間を掛けてもいいか?(料金に反映します。)と全体の形づくりとの妥協点を探し求める操作となります。他の庭師の人のコメントでも同じような悩みを抱えている投稿がありましたが、数年かけて方向性を見極める大事な操作となります。それでも、1年経った松に会うのは楽しみなことの一つであります。
庭に据えてある石が山石で統一してあり、置かれている灯篭も桂利休のレプリカ品であったり、一番こだわりのある作りこみがしてあるお庭のお客様より、一部造り替えのご依頼がありました。門扉を越した懐の一角に無造作に植えてあった山桜が大きくなりすぎ、被ってしまった為に奥の庭が見通せない状態になっていました。それを別の場所に移植して、その1畳程の場所は竜安寺の石庭の浮島のようにしたいというご要望でした。
ひとまずスケッチを起こしはじめてレイアウトの基本プランを確認しました。
ここから使う石・植栽の現物を探し求め、実際に購入可能なものを一通り選定して決めてから詳細のレイアウトを再検討します。もちろん最終的には据え付け時に位置・角度を調節して全体としてのバランスを見て決定するのですが、そこに至るまでに通過する過程で禅的思想を通過するなど、魂の宿った庭にする為に通過しなければならないプロセスがあります。
手本にする庭が謎の多い竜安寺石庭であるだけに、それを模倣する場合でもどうしてそのような形にしたかを考え抜く必要があります。はたして月末までに納められるのでしょうか・・・
昨日、入浴時に脇腹のところに黒い異物がついて、なにげなく掃いました。
(普段、剪定した葉や枝などが襟元から服の中に入り、腹回りにひっついているのは良くあることなので、何も不思議に思わずに「いつものことだなあ」位に思っていました。)
ところが、昨日の異物はちょっと違って掃っても落ちないじゃないですか。
そういえば、見た目も丸いし艶があってちょっと枝葉という感じじゃないです。
つまんで取ろうとしたらお腹にくっついていて、腹の肉がぴ~んと突っ張ります。ここでダニだということを認識したのですが、どうしてもとりたくて即座に引っ張って「プチっ」って取ってしまいました。結構肉がちぎれたような痛みがあって「嫌だなあ」くらいに思っていたのですが、1日たっても痒みがおさまらず色々調べてみたら、本来自分で取るのは頭がちぎれて体内に残る危険性があり、さらに感染症を引き起こす危険性があるのであまり推奨できないとの事・・・
なんとこのコロナウィルス騒動のさ中、違う感染症の危険性にさらされてしまったという嫌な事態になってしまいました。どうやら2週間くらいは様子を見る必要があるそうです。そろそろコロナウィルワクチンを接種しようかなあと考えていたものの、それも先送りするしかなさそうです。
珍しく天然青竹による竹垣を制作しました。
竹藪をお持ちなので、そこから天然竹を切り出して使って欲しいとのお客様の要望ですので、そのようにしました。
思っていたより細い竹しかありませんでしたが、雨落ちによる水撥ねを防ぎたいということでしたので、鉄砲垣にしました。
端の一部だけ、建仁寺垣にしました。
植栽はハナモモとサルスベリを入れました。
築山制作の続きです。この大きなモクレンは昨年の秋に半分くらいの大きさに切り詰めたのですが、それでもまだ、ゆうに4mは超える大きさがあります。ところが、その根は随分と浅い所に張っており、今回築山を作ろうとしても支持根に当たり思うように石が据えられません。なんとか細長い石を放射方向に使うなど苦肉の策を入れながら納めました。
なんとか入れました。