今年もやってきました

冬は空気が冷たいですね。でも、この冷たい空気だからこそ、それに耐えるように葉を作る針葉樹などは冬の時期の剪定が適しています。

で、松の剪定をこの時期するわけですが、松の剪定を行いますとすくなからず松毛虫がいて、それらを地面に落とすことになります。それを鳥たちは知っていて、松の剪定をしていると必ずといっていいほどジョウビタキがすぐ傍(1.5m~2mほど)で獲物を狙って待機しています。そして、私がトイレ休憩や昼食などでその場を離れると地面に降り立ってあちこちついばんでいます。それを少し離れて眺めるのが毎年この時期の風物詩となっています。ジョウビタキは人間に対する警戒心も少ないですし、綺麗な白いお腹周りの毛と境界の薄い黄色を帯びた毛がとても愛くるしく感じています。違う場所に移動するとジョウビタキもついて移動してくるのがとてもかわいいです。

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
昨年は数件工事をいただき感謝しております。
庭師として庭の維持管理はとても大切な業務の一つですが、やはり
石や垣根を触ったり植栽の配置を決めたりする業務というのは自分の技能を発揮できる業務であり、また時としてそのような業務を行うことで技や感覚を忘れさせないことはとても大切なことだと思います。
今年もよろしくお願いいたします。

また、一昨年導入した新型ハーネスを用いた高木の特殊剪定業務も回数を重ねることにより業務レベルが上がってきました。高所作業者が入れない場所での支障木・危険木の剪定の技術も確実に上がってきています。高木の処理にお困りの方、ぜひ当社にご相談ください。

年の瀬は体が悲鳴をあげます。

2017年は色々と自分自身の転機となる年でした。新しい出会いがあり、娘の保育園での役員になり、町内でも今後毎年続く行事の役をまかされ、仕事でも新しいお客様に恵まれる年となりました。全てが好転していく連鎖を見せ、これから先の見通しが明るく感じられるようになる一年でした。来年は成長する業態と衰退していく業態と二極化が進む年になるという予想を聞いています。早い段階で目標と計画を立て、ひとつづつ前に進んでいき落ちこぼれることないように激動の世の中についていこうと思います。今年一年どうもありがとうございました。年の瀬は毎年のことですが、最後の追い込みの仕事続きで体が悲鳴を上げています。かと言って、この年末の仕事は誰か他の人に任せることが出来ない仕事。毎年年末までに終えられるかどうかハラハラしながら年を重ねる体にムチを打っています。仕事を完了して清々しい気持ちで新年を迎えたいものです。

※写真は今年初めて手入れをすることになった樹高役8mの松です。
正確にやると時間が足りないので今年はこんな感じです。

 

植物の強さ

昨日は日本各地で厳しい寒さでしたね。三河地方は雪に見舞われることは少ないので夜半過ぎに雨だったようですが、日本海側では雪模様だったようです。

そんな翌日は一晩中寒気にさらされた木の葉たちは凍てついており、昨日は松の剪定をしたのですが、その凍てついた葉に次々触れていくとずっと熱を奪われる状態が続き30分程で指先がしびれてきて断念しました。松の剪定をあきらめてカイズカイブキの刈込剪定に作業を切り替えたところ、刈り取る葉がシャリシャリいうではありませんか!なんと葉の中の水分が凍っているんです。人間でいえば血液に相当するような成分が凍っているんです。日中は一日中太陽光線を浴び、夜は氷点下の外気に耐える。植物の生命力ってすごいなと改めて思いました。

 

お客様のお気遣い

私には2歳と5歳になる娘がいます。
本当に親バカ状態な自分がいます。
お客様もそれを見越してか気にかけて下さり、手土産に「娘さんに」とお菓子を下さるお客様がお見えになります。
お心遣いに本当に感謝しております。
もちろん娘達は無邪気にはしゃいで歓びます。
その笑顔をお客様に写真で届けたい位です。
いつもありがとうございます。

今年の紅葉

今年の夏は暑さが少し和らいでいましたが、立冬を過ぎて急激に気温が下がったせいか紅葉が綺麗です。今まで紅葉をしなかったモミジが初めて綺麗に紅葉したお客様もあります。

クロマツ剪定

今週は日中比較的に暖かい日が続いています。
松の剪定を行うには風が無くて陽ざしの暖かい日がやはりやりやすいです。長時間ずっと同じ位置に立って手だけを動かす作業が一日続きますので、風が冷たい日ですと骨身にしみますし、逆に陽ざしが強い日ですとひからびるような気分になります。(亀の甲羅干しのような気分です。(笑))

松の葉は木によってポロリと取れ落ちる木と、しっかりと粘りついていて強くつまんでむしらないとむしりとれない木とあります。今日の松は葉のつきが強い松で指が今でもじんじんとしています。葉つきが強いとそれだけむしり取りに時間がかかり、結局予定していた時間に終えることができませんでした。年末までの間にまた挽回の時間をつくらないといけません。12月に向けて徐々に気合を入れていきます。

 

肌寒くなってきました

12月を目前にして、だいぶ気温が冷たく感じられるようになってきました。
木々も冬支度を始め、落葉樹では葉を落とし始め常緑樹でも葉色が黄色くなったり、少しではありますが葉をおとしたりしています。

そんな中、比較的大きな木の剪定が続いています。
『ケヤキ』であったり『ヤマモモ』であったり『シマトネリコ』であったり・・・
4mを超える木ですと三脚では剪定をしにくくなるので、やはり登って剪定を行います。連日木に登っているおかげで全身に疲労がでてきています。
夜は早い時間にぐっすりと眠るのですが、それでも疲れがとれにくくなってきているのは年齢を重ねたせいでしょうか。。。少し残念です。
明日も頑張ります。

樹高7mのカシの木剪定

毎年、自分の特殊剪定技量を確認するいい課題木となる7mになるカシの木の剪定を今日しました。地上1m位の所で二股に分かれ2本の大きな株立の木に成長した、まだまだ自然樹形の名残のあるカシの木です。4年程剪定を繰り返すことで、少しづつですが形が整ってきました。自分が仕立て直していますので、大分自分にとって身体が動かし易いような枝振りに仕立て上がってきました。それでも、まだまだポジション取りが難しい木です。週末で疲れが溜まってきていたせいか、予定していた量出来ずに半分残ってしまいました。それでも特殊作業の感覚を取り戻すことが出来ました。

昨年に引き続き奥様が娘達用にお菓子を下さいました。いつも感謝しています。

作業性の悪い環境での高木剪定

大きな尾屋敷の裏手に植えられてるカイヅカイブキがありました。
裏側は袋小路のため、車1台がギリギリ通れる道を入り込んでようやくたどり着ける場所でした。
そしてまた、その生垣正面には90cm位自然法面で一団高くなった駐車場があり、ガレージ屋根が設置されていました。まったく車が近寄れなく三脚も立てにくい、とても剪定作業がやりにくい状態の生垣でした。

そんなこともあり、数年の間(10年くらいでしょうか・・・)放置されていたカイヅカイブキは高さが8mは超える位に成長していました。
今回、その内の1本が先の台風で45度位倒れてしまって先日伐採処理を行いました。残された木々も今後倒れるといけないので半分程度に高さを切り詰めることにしました。とはいうものの・・・・先にも言いましたように、場所は高所作業者が入っていけるところでなく、三脚で切るとするとその切断幹は4mを超える長さがあります。それが倒れると相当な重量があり、波板のガレージなど一発で破壊します。つまり・・・切り倒す方向を制御しながら1本づつ慎重に作業しなければならす、大変苦労しました。写真を見てもらえれば分かると思いますが、内側に倒すようにひとつづつ切っていきました。(細かくいいますと色々とノウハウがあるのですが。。)カイヅカイブキは幹も葉もとても重量があり、全てで600kgの剪定枝葉が発生しました。特殊剪定のいい事例となりました。

やっぱり割増料金にしなければいけなかったなあ。。。(反省)