トレリスの修復

バラの花は重さがある為に沢山花をつけますと、どうしても頭が重たくなり茎が自分自身の花を支えきれずに倒れてしまいます。そうならない為に、茎を誘引して固定する鉄製のアーチ状や籠状の支柱となるトレリスを立てることで、広い範囲に枝葉を伸ばし、沢山の花を綺麗に咲かせて鑑賞することができます。

しかしながら、言わば緑のカーテン状に幅を持ったバラの柵は風圧をしっかりと受け、かなりの力が掛かります。その力がそのままトレリスの接地点にかかる為に、よくトレリスごと倒れたり、移動したりします。もともとトレリスは地上に座っているだけの場合が多いので、誘引した場合成長によって持ち上がることもありますし、造りが地中に固定するようにはなっていない場合が多いです。したがって、別途地中にアンカーとなる棒を打ち込み、それとトレリスの接地脚を固定するという方策がどうしても必要となります。

今回ご依頼があったお客様のトレリスは高さ2mと標準よりも高さのあるトレリスで、十分に枝の幅も広範囲に成長した株のバラでしたので、風によりゆすられたことでトレリスの脚が折れていました。しかたがありませんので、別途支柱を地中に立て、それとトレリス本体を固定しました。台風が心配です。

傾斜の状況
別途支柱の追加
修復後

動力噴霧器メンテナンス

梅の花が咲く頃に発生するアブラムシやカイガラムシに始まり、ハナモモ・サクラにつく毛虫、モクレン・コブシにつく毛虫、サツキ・ツツジにつく毛虫、ツバキ・サザンカにつく毛虫など、春から夏にかけては数回消毒作業を行う必要がでてきます。若葉は虫たちにとって恰好の食材となる為にどうしても春先には虫たちが木に集まります。短時間で集中的に高さのある木も含めて大量の薬剤を散布するのにどうしても高圧かつ流量の確保できる機材で散布をしたい為に毎年動力噴霧器を使用して薬剤散布をしています。しかし、この動力噴霧器のセットと使用後の片付けが手間なんです。薬剤も通常は日当たり100L程度を用意しますし、散布用のホースが100m巻の高圧ホースを使用している為に使用時にあらかじめホースの中まで薬剤を充填させておくことや、使用後にホース内の薬剤を抜くなどの手間を考えると 、1軒だけのお客様に消毒だけという対応がなかなか出来ないものです。 そのような理由もあり消毒作業については連日集中的に行うスケジュールでやあせてもらっています。なかなかお客様の自由なご希望にお応えすることができないのですが、薬剤を一度調合してしまうと2週間以内に使い切らないといけなかったりとか諸々の不都合が生じてしまいますのでご理解をいただきたいと思います。

 ようやく今シーズンは全ての消毒予定作業を終えて、シーズン後の噴霧器メンテナンスを行いました。

フーエルストレーナーを外してガソリンを抜きます。
もう1箇所、キャブレター下のチャンバーに燃料が溜まっています。
このドレインニードルを緩めるのが作業がしにくです。リコイルスターターを手でどけながらスクリューを回しています。

水を通してピストン内の薬剤を全て洗い流した後にガソリンを抜いて、リコイルスターターを引いて燃焼室内に残ったガスも抜いて動力噴霧器の今年の役目は終わりです。

ビックリしました。(その2)

カシノキの剪定を通常どおりにテンポよく進めていました。
この時期、新芽にて生い茂っておおよそ幹や枝などが隠れた状態になっています。何気に鋸で勢いよく上へ立ち上がった枝を切り払い視界が開けたら、目の前に見慣れない白い帯状のものがぶら下がっていました。

良く見たら・・・・



なんと・・・・・




ヘビでした!

しかも紋様がマムシのそれでびびりました。
鋸で既に身体を切断していたようで、動きが遅く襲ってくることはありませんでした。

この少し前に空になった鳥の巣を撤去していましたので、恐らくそれを狙って登ってきていたのだと思います。何はともあれ、何事もなくよかったです。

焦りました。

もう夏を思わせる暑さですね。ちょっと込み過ぎたツバキを透かしていたら・・・目の前に巨大なスズメバチの巣が現れて硬直しました。

生き物って本能的に恐怖を感じた時には体が動かないってどこかで読んだ気がしますが、本当にその瞬間は体が固まって動かないという体験をしました。

結果としてもう数年前に巣立って留守の巣だったので、無事でしたが、取り外して崩して中を確認したら直径15cm程度の巣4段の立派なスズメバチの巣でした。

いや、本当に中に居たらまちがいなくやられていましたね。
気づいた時は目の前70cmでしたから・・・

トラックメンテナンス

4月は自粛していたこともあり、中旬まで仕事を入れずに休校になった子ども達の面倒を観ていました。ちょうど3月末にそれまで借りていた甫場を地主さん都合により返却し、また違う地主さんの土地を借りた為に保有木の移植や新甫場の除草など、色々と整備が必要なこともあり、ちょうどそれらの時間に当てることが出来ました。また、20日を過ぎたころから、ご近所さんを中心に立て続けに依頼が入り。いつも以上にフル回転で働きました。たぶん休んでいた反動です。(笑)

そのままG.W.突入となり少し落ち着いたので、色々と不具合の出ているトラックの整備を自分で出来るところから始めました。

既に壊れてから何年たったのか忘れてしまった運転席側パワースイッチを互換品を注文し、開けることは出来るけど閉められない助手席側パワーウィンドウのレギュレーターとモーターを外しました。スイッチの不具合の可能性も考えていましたが、どうやらモーターが少し動いた後に停止してしまう不具合のようでしたので、モーターも注文しました。

1日、発注が遅れた為に到着がG.W.明けになってしまい、それまで窓が開いたままなのもどうかと思うので、また不具合品を戻して取り付けるしかなさそうですが、これで治るかと思うと少し気が楽になりました。

暖冬の影響なのか

今年は暖冬でした。そのおかげもあり、梅の花も桃の花も咲きだしが早かったですし、桜の花も雨後に一斉に咲き誇りとても綺麗な姿を楽しむことができました。

しかし、暖かい時はやはりその反動があり害虫が発生しやすくなります。
先日、とあるお客様からハナミズキにいっぱいカイガラムシが付いているというご連絡を受けたのですが、なんと今日自宅の自慢の枝垂れ桜にも全長1mm程度の小さなカイガラムシが枝にびっしりついていることを確認しました。

サクラの花がおおよそ散り、爽やかな緑の新緑が出そろってきて、そろそろ消毒を行おうかと確認をしていた矢先でした。毛虫の発生は見受けられず薬剤の散布はもう1週間後でいいという判断でしたが、このカイガラムシについては薬剤の効果が行き渡らない(外側を白いロウ材で覆っているため)ために、ただちに全てしごき落としました。

これでカイガラムシの大量発生は抑えられると思いますが、毛虫の発生はまだこれから発生が必ず起こると思いますので注意深く観察しようと思います。

アーボリストトレーニングについて

4月は比較的に管理仕事は薄いです。
一年を通してパラパラとお客様から工事要望が出ますので、そういった工事をまとめて3月・4月にかけて施工します。3月~5月にかけては植栽をするには絶好の機会です。

これから木々は動きを始めますし桜はこの時に一斉に花をつけます。

今年は新型コロナウィルスが世界各地で猛威を振るっています。

身近なところではまだ誰も感染していないのですが、日々予防には勤め生活したいと思います。

さて、昨年受講したアーボリスト講習会のトレーナーから実習会の案内が届きました。
講習会では一通り手法について学ぶのですが、その後なかなか実際にその技法を適用する現場がなかったり、該当する木がなかったりして実際の状況にて実施するという機会は回数ある訳ではありません。当方も伐採という業務は時々あるのですが、伐倒出来てしまったり条件的に厳しい環境という場合ではなかったりして、特殊剪定・特殊伐採の本領発揮となる現場にはなかなか巡り合わないのが実情です。

そんな中、模擬的ですが技能がサビつかないように集まてOJTを行うというのは画期的な試みで志を同じくしたメンバーが集まって技術・技能を磨きあうという機会を得ました。都合が付けば参加しようと思います。

駐車場拡幅の舗装工事

車1台を止めると横幅が足りなくてドアを開けるにも脇の木にあたり、乗り降りがしにくいとのことでしたので、数年前にカシの木を伐採しました。

幅30cm程の植栽域でしたので、その時は抜根をしなかったのですが、後に車を洗車する時にステップを使う際に盛土や切り株が残っている為に大変危ない思いをしながら作業をされていたとのことでした。

数年はそのような状況が続いていたものの、歳を重ねるにつれてやはり姿勢を取るのもつらくなるし、切り株は躓いたりすることもあるので取ってしまいとのご要望でした。(本来伐採した時にそこまで提案して対応させていただかないといけなかったかもしれませんが、その時は施主様と「伐採するだけでいいや」と交わしてしまっていました。)

伐採してから3年以上経過していることもあり、根も朽ちてきている為に比較定容易に抜根できるだろうという判断もあり、今回抜根し追加舗装することになりました。想像していた以上に作業負荷は軽く撤去することができました。

防草対策工事

建屋外周部分に防草対策工事を行わせていただきました。
防草シートが敷いてあり、その上に砂利を敷き詰めています。
これで5年程度はメンテナンスフリーとなります。
草が出てきたとしてもシートの上の根ですので、スっと引き抜くことができます。
オススメの工事です。

遊休畑の木の伐採

ご主人の介護のこともあり遊休地の管理に手の掛けられないお客様、畑の木で大きくなりすぎたものを伐採いたしました。

モッコクの根本経42cmは普通の庭木では見たことがない立派な木でした。
電線にも触っていましたし、道路側へ張り出していましたので、処置いたしました。