チェーンオイルの剤質

チェーンソーにはエンジン動力にせよ電動にせよソーチェーンとガイドバーの摩耗を防ぐ為にオイルが必要となります。

通常動粘度100のオイル(結構粘り気が強い)が推奨されているのですが、結構な消費量ですし1年に1回程度は買い足さないといけないので、何か代用できないかと考えていました。

偶然車載クレーンの油圧ホースを交換する必要があり作動油を全部抜いたので、その作動油を潤滑油として代用してみました。

動粘度が46と少し柔らかめなのでもしかしたら油膜切れの危険があるのかもしれませんが、それ以上に摩擦熱によりオイルが蒸散するようで使用を続けるとオイルミスト臭がすごく、またこの作動油というのは劇物で皮膚につくとその箇所がただれたように炎症を起こしますし、ミストを吸引すると鼻腔が痛みます。自分が化学薬品に敏感という事もありますが、発ガン性の危険もあるそうなので夏場は代用を控えようと思います。

突然の遭遇

お昼に昼食を買いにコンビニエンスストアに行きました。
レジ清算を終えて出ようとした所で急に爽やかな青年に「こんにちは!」と挨拶をされました。

マスクをされていたこともあり、どう頭の中を検索してもどこで会った人なのか思い出せなかったので不思議な顔をしていたら、マスクを外してくれました。それでも思い出せずに「どなたでしたか?」と返答しました。すると「剪定でお世話になっている〇〇です。」と自己紹介されたのですが、これまた自分のお客様の中の〇〇さんは1件しかなく、またその〇〇さんは奥さんはハッキリと覚えているのですが、旦那さんは遠目に姿を見たことしかなかったので顔までは分からず、その〇〇さんなのかどうか確信が持てませんでした。そこで、苦し紛れに「ああ、どうもこんにちは!」といかにも今、思い出したかのように返答をしたのですが、その実『いやきっと人違いだと思いますよ』と口に出かかっていたのは抑えました。

まあ、お相手の方の勘違いにせよ、自分が知っている人に偶然思いもしない所で出会った歓びを打ち砕く必要もあるまいと思い、その人が思っている人になりきりました。本当のその人に会った時に会話が成立しなくなる可能性はありますが、まあ、その時になって「じゃあ、あれは誰だったんだ?」と楽しんでくれたらいいとおもいます。万が一、もう一度私と会うことがあったら答え合わせしましょう。(笑)

葛との格闘

独立起業当初から贔屓にしていただいているお客様、先代のお父様が植えられた茶の生垣が珍しく、他ではまず見当たりません。庭師が作った庭ではまず生垣に茶の木を使うことはないでしょう。(【チャドクガ】が大量発生します。何を隠そう【チャドクガ】とは【茶毒蛾】なのです。)

さて、そういうものの、結構刈り揃った茶の木というのは遠巻きに見ても美しく、確かに茶畑も綺麗だなあという印象が脳裏によみがえります。茶畑の場合は天端は丸みを帯びた刈り揃えですが、生垣の場合平に刈り揃えるので、これまた新鮮な感じがします。そして、茶の新芽の色はやはり美しいです。

さて、そんな茶の木の生垣なのですが、ようやくここ数年で綺麗に刈り揃いの面が出るようになりましたが、それまでは茶の木の根元に蔓延った葛が大量にあり、それらが茶の木を覆いつくすように天を覆うので、正味茶の木の新芽は綺麗に出揃っていませんでした。

そんな状況を改善すべく、葛専用に開発された打ち込み型枯らし剤を数年に渡り葛の根本に打ち込み続けようやくある程度抑え込むのに成功しました。

しかしながら、葛は枯れたと思った根株からでも2年くらい経つと新しい蔓が伸び出して、また横に広く細い蔓を這わせては着地し、そこに根を出して栄養を得るという恐ろしい繁殖戦略を取っている為に根絶するのが本当に難しいです。(地面スレスレの所で放射状に蔓を伸ばし、どこか一ヶ所切断したとしても迂回路から水分や養分を吸えるという構造になっています。)

毎年、蔓をむしりとるという操作を行っているのですが、撤去する以上に増殖する数が多く、ハッキリ言って根負けします。

『にんにく』を収穫しました

昨年の夏に食用にニンニクを買いました。
結構こまめに食べたつもりでしたが、あまりにも沢山ありましたので、植えることにしました。ニンニク栽培は初めての経験でしたが、思いのほか土が良かったのか、立派なニンニクが採れました。チャーハンに炒め物に麻婆豆腐に色々楽しもうと思います。^^

子ども達は「臭い」と言って逃げていきます。皮を剥いていなくても結構強烈な臭いが部屋に立ち込めています。今年はニンニク食べて夏バテ防止しようと思います。

ご新規のお客様

4月にご縁がありましてとても大きな木をお持ちの禰宜さんのお宅の木の剪定のお話しをさせていただきました。そこで実施しました枯れた大木の伐採をご覧になりご紹介をいただき、100坪の広大な敷地内にある巨大なヤマモモ他の木の剪定のお話しをいただきました。庭木でも植えられる場所によって、切られることもなければ山の木のようにどこまでも大きくなるものだと改めて感じさせられる太さと大きさでした。

水防訓練に参加しました

3年前よりどういう因果か町内会長が退任する際に来期機能別消防団員としてなんとかお願い出来ないかという依頼があり、なんとなく断ることが出来ずに受けました。
これまでに何か消防的活動をしたことがある訳でもなく、なにからなにまで初体験のことばかりでしたが、なんとか活動をしています。

そして5月21日(日)にこれから入る梅雨や台風の季節を前にして矢作川河川敷にて市の危機管理課主催の水防訓練に参加してきました。夏を思わせる暑さの中、汗を流しながら訓練活動を行いました。

【月の輪工】
堤防裏へ漏水した水にを閉じ込め、堤防内外での圧力差を少なくして漏水を少なくする工法

【シート張り工】

川側の堤防が浸食されて崩壊するのを防ぐ

【積土のう工】

洪水によって堤防が沈下したり、増水が速くて堤防を越しそうになった時に土のうを積み上げ高さを増す

ご近所様からアサリをいただきました

三河湾でも少し前に潮干狩りが解禁されました。ご近所さまが週末は雨でしたが早速潮干狩りに行かれたようで、いつもお孫さんが家に遊びにきていることもありアサリの御裾分けをいただきました。とても大ぶりで身の詰まったアサリで早速味噌汁にしていただきました。

やはり旬のものは美味しいですね。ありがとうございました。

ユスラウメ移植

とても素敵な平屋木造建築のこだわりのお宅さまにてユスラウメの移植を行わせていただきました。ありがとうございました。

掘り取り
移植先撤去
撤去後
移植後
素敵な平屋建築

MS250スタータートラブル

先の伐採作業にて大活躍をしてくれたSTHILのMS250、高圧縮比のエンジンでパワフルで高出力、ガイドバー長45cmを100%使用しても力負けすることなく作業が出来るため、調子に乗ってフルスロットルのままガンガン切り進んでいました。

当然排出される切り粉の量も凄いのですが、あまり気に留めることもなく作業を続けていました。チェーンソーのエンジンはスターター部内側に取り付けられたFANで冷却用空気を吸い込みながら、それをエンジン冷却にも利用しているという設計の為ボディ左側からエアーを吸い込む構造となっている為、この大量に排出される切り粉をどうやら吸い込んだようで、それがスターター爪駆動部に入り込み、スターター初動回転時の爪がかみ合うスペースを殺していたようでした。それに気づかず、【切断】⇒【停止】⇒【再始動】を繰り返す内に「ガリガリ」という音がしたと思ったらスターターが空転しエンジン始動をすることが出来なくなりました。

症状的には「あっ何か破断したな」という感覚はあったのですが、その後何度か始動を繰り返す内に、掛かる時と掛からない時があり何やら爪の動作に不確実性があり、なんとなくですが、破断しかかっているけどなんとか耐えて繋がっている状態なのかなあとおぼろげに想像できました。ただ、作業が未完でしたので中断する訳にも行かず様子をうかがいながら作業を継続し、何とか繰り返しエンジン始動することができその日の作業を終えることができました。

後日、分解確認したところリコイルスターターの爪先端部分が少し欠けており破断しかかっていました。爪の角度によってはかろうじて引っかかることにより始動は出来ているという状態のようでした。他の機種では爪は両側にあると思われますが、当該モデルは片側にしかないようでちょっと驚きました。部品だけでの購入が可能でしたので補給品を注文しました。

高圧縮比モデルなのですから爪の部品強度を上げていてほしかったですけど、それ以上に使い方がまずかったのでしょうか・・・

枯れたケヤキの伐採

ケヤキの大木を数年前に隣地側にせり出た枝を剪定したことにより枯れたようです。

良く見ますと断幹を分岐元ではなく、中途半端な位置で切断していることにより枯れ込んだ木のようです。

せり出し部分のみを切断したことにより大きくバランスが崩れて、もし台風で倒木した場合に建屋側に倒木する危険性もあり、伐採することにされたようです。

枯れが進んでいることで枝に荷重を掛けられるか心配でしたが、さすがはケヤキ、完全に枯れ込んでいても芯まで固く、逆に乾燥した材は丈夫でしなることもなくしっかりとしていました。また、荷重の受け止めにも十分に耐えるしっかりとした材となっていました。

伐倒の方向と反対側の枝を登りこみ作業にて落とし、それでも伐倒にはバランスが微妙な重心でしたので、伐倒側から引っ張り強制的に伐倒方向に保険を掛けることにしました。

通常ですと、伐倒側の任意の木にアンカーをとって引っ張るのですが、辺り一面ずっと畑で何もなく、しかたなくフレコンバックに土を詰めてそれをアンカーの代わりにしてロープを掛け引っ張ることにしました。20mを超える木でしたが何も遮るものがなく安心して倒せましたが、やはりかなり引っ張らないと反対側に倒れた可能性のある危険な作業でした、

風の強い環境で不安もありましたが、事故なく終えることができてホっとしています。

ご依頼主様が三河一刀彫という彫刻をされている方でしたので、幹元の方の太い部分を6m程彫刻の材料として残し納めさせていただきました。

色々と芸術のお話しを聞かせていただきまして勉強になりました。ありがとうございました。

アンカーポイントの検討
伐倒と反対側の枝下ろし
さらに太い枝を落とし
狙い通り
株元径70cm
良い材料が出ました

ケヤキは薪ストーブユーザーさんの所へ