注文数量の誤解による出来事

先日、碧南市のお客様より『防草シート施工+砂利敷き』の工事を請負ました。

「砂利の種類はおまかせで」ということでしたので、当方により家の雰囲気とマッチしたものを選択して発注することにしました。

色々と検討を重ねて中国産の大理石のような白い石の中に不規則な淡い黄色い筋が入っている砕石を購入することにしました。

さて、当該商社による販売単位が『t(トン)』という表記になっていましたので、必要要領より重量を計算して2tという発注単位により発注を行いました。

さて、砂利を引き取りに行きますと・・・・なんと、

t(トン)袋 2袋ではありませんか!
(通常トン袋といいますと比重1のものを入れると1tonとなる→すなわち1㎥の標準容量の袋のことを差して呼びます。)

すなわち、比重が1より大きい物を詰めれば1tonより重量は重くなり、比重が1より小さい物を詰めれば1tonより軽くなります。

さて、石は種類により前後しますが、おおよその比重は2.6くらいです。
つまり正味重量ですとトン袋一袋あたり隙間を考慮して2ton位はあるという計算になります。

それが2袋ですので・・・・おそらく正味重量4tonはあったでしょう。
計算量の倍の量の砂利となりました。(笑)

2tonトラックで引き取りに行きましたので、重量オーバーとなりタイヤが悲鳴を上げていました。。。

不足するよりはいいのですが、結果として3分の1程の量が残りました。(計算時より厚めに敷いて)

まあ、そいういうこともあるということで。。。

最近のお仕事

6月~7月にかけて、松類には『緑摘み』という大切な操作を行います。

これは、今年度新しく伸びた新芽の数と長さを調整し枝ぶりの骨格を決めるという重要な操作になります。

年2回の剪定ではこの緑摘みの操作をこの時期に、昨年末の古葉落としの剪定を抜いてしまった松に対しては緑摘みの操作+古葉モミ落としの操作を行います。

どういう訳か、今年は3年~5年放置の松たちの剪定依頼が舞い込んでおり、手の入れ場のないほどに密に茂った松を剪定しています。

通常通りの見積で作業を開始しますと、こういう放置松は1.5倍~2倍の手間がかかるため、見積負けしますので業者泣かせです。

緑摘みの季節です

5月も半ばに差し掛かり、新緑の緑が美しく目に飛び込む季節になりました。

松類にとっては新芽が大きく成長し、緑摘みを行う季節となりました。

ぼちぼちとですが、各お客様宅を回らせていただく予定でいます。

蜂が活動を開始しました

先日の出来事です。お客様の隣人の方から木にハチが巣を作っているからなんとかして欲しいという要望を受け、ご相談を受けました。

伺いますとその木というのがシマトネリコでして、珍しいなあ~と当方は思ったのですが、何でもお客様は隣人の人からの言われ方「ほらっ、ここ見てっ」という言い方にいたく立腹されており冷静な判断ができない状況であられました。

お客様の状況的にとても蜂が巣をつくるような条件にある木ではないのですが、詳しくお話を伺っているうちにどうやらご主人の海外出張の都合で数年家を不在にしていた期間がおありになるらしく、その間に巣を作られたということで妙に可能性として納得しました。

また、不在中の出来事でしたので隣人の方も不満のぶつけ先がなく苛立ちがつのってしまった結果引き起こった隣人間の軋轢なのでしょう。

本来でしたらちょっと対策を行って丸く収まる案件なのですが、お客さの鬱憤が大きく対策よりも精神的なケアの方が必要性を感じてしまった出来事でした。

対策としてはハチ取り容器を自作または購入して、とりあえず様子を見るのみで何とかなりそうですので、そう提案をいたしました。

隣人とは日頃からのコミュニケーションと長期に渡り不在にする場合などは、回覧物など町内の当番のことや、家にまつわるケアなどを気を使う必要があるなと思い直した案件でした。

これもトレンドなのでしょうか

昨年松より松の手入れに始まり、かなり広大な敷地内に植えられている植栽の手入れを少しづつ行わせていただいています。

先にお亡くなりになられたご主人が好きで、ご自分で買ってきては植えられた木々は20数年を経て大きく成長し、家人では手入れをするのは不可能な状況になっていました。(もちろん、その間には職人の手も入り形が造られているということもあります。)

最近まで、どうして急に一通りの手入れを急がれるのかお聞きしていませんでしたが、先日ふとお話しをされました。

「私ももういつ逝ってしまうかも分からないので、それより前に一通り綺麗にしておこうと思って・・。」亡きご主人の離れ書斎も時機に取り壊す予定とのことでした。

これが、古今報道などで聞く『終活』ということを意識した行動なのでしょうか。なんとなく切ない気持ちになったのでした。

 

ミカンの移植

この所、畑のミカンを移植したいというご依頼が続いています。

どちらも、お母さまが世話をされていたのですが、世話できなくなり手放すこととなり、対処しなければならない事情を抱えていました。

もらい先を探して、なんとか引き取り手をみつけましたので、移植という運びとなりました。

1本思い入れの強いデコポンはご自宅に移植させていただくこととなりました。

移植先でもまた、たわわに実らせて欲しいものです。

エクステリアのインターネット仲介業

わが社も販売チャンネルはひとつでも多くもった方がいいとの判断で、インターネット専業のエクステリア関連業務仲介サイトに業者登録をしています。

そこからの依頼は近隣の市のお客様から見積もり依頼が発生した場合に飛び込んできます。当該業者は基本2社相見積もりを発注しお客様に対して提案を競わせます。そのこと自体はこちらも提案力を磨くという意味で有意義なものなのですが、問題はこのようなサイトを利用するお客様の性向にやや問題が感じられます。

通常、インターネットサイトにてエクステリア工事を見積もり依頼をしようとするお客様はそれ以前に既に付き合いのあるエクステリア業者に見積もり依頼を掛けて見積もり提案を受けている場合がほとんどです。

そして、その見積もり金額に納得がいかない場合にさらに安い金額で工事が出来る所がないか?あるいは、提出された見積もり金額は妥当なのかどうか?などを確認する為にインターネットという媒体を利用している気来を感じます。いいかえますと提案(プラン)そのものが気に入らないということではないということです。

こういった要望のお客様の場合、我々に要求してくることは、いかに安い料金で同等の工事が出来るか?もしくは、同じ金額で考えた場合、どれ程のサービスを受けられるか?の提示を求めてきます。もちろん、こちらはそれに答えた見積もりを提出する訳ですが、大概の場合ここでお客様は我々の提案を持って先の業者に再交渉に当たっているようです。

我々としては、お客様の要望に応えたまでなのですが、確かに顧客満足は得ることに成功しても結局の所契約に結びつかないのが、現在の現状です。

エクステリアという出来上がりの姿を伝えるのが難ししことと、それなりの金額が掛かる工事というのは、やはり近接なFACE TO FACEのサービスが求められているようです。

 

ハナミズキが咲かないという問い合わせ

『それまで、咲いていたハナミズキが咲かなくなったのですが・・』

このようなお問い合わせは、時々受けます。現地に伺って確認いたしますと大概の場合、大きさを抑えようと全ての枝を切り詰めて、それが理由で新しく芽吹いた新芽を残したままにしていることにより、枝数と葉つきだけが極端に増え逆に自分自身の葉でもって日照をさえぎってしまっているというケースが目立ちます。

ハナミズキの中枝の数は比較的間隔を広く取り、途中2~3節分岐をえることで先に広がるような形で自然な枝振りをつくった方が、懐枝の数も少なく陽射しが枝の中まで入り、風も吹き抜けることにより病害虫も防げます。

基本花芽をつけるのには日照が欠かせません。まずは、第1に日照を確保することに注力します。十分な日照が確保出来ているにもかかわらず、花芽がつかない場合には土の状態が思わしくないことが考えられますので、土壌を触り感触を確認した上でマルチング材を投入するなどして、理想的な団粒構造となるように土壌改良します。土質も問題ない場合には、醗酵鶏糞などのリン酸分が多く含まれる肥料を与え結実を促します。

木に何も問題がない場合でも花芽が付く時期以降に先端を剪定して失っていれば、当然来期花が咲くことはありません。

業者の変更を希望されるお客様

私共、庭にまつわる業態となりますと公共事業を請け負う大規模な事業者から比較的小規模の事業者であったり、剪定のみの作業ですとシルバー人材センターの人達であったりと、比較的その幅の広い人々が携わっています。

一般的に庭の新設でないお客様は大概既に付き合いのある業者がいたけれども、ちょっと何かしらの理由で気に入らないというようなそれぞれの理由で業者を変えられます。

これは、良心的な優良なお客様の方がその傾向が強いように思われます。先日、ご依頼のありましたお客様は特に要求が厳しい訳でもなく、強いこだわりがある訳でもなくなぜ急に当社にご依頼をいただけたか不思議に思っておりましたが、隣家の人から聞いた所によりますと、以前に来ていた業者は缶ビールを飲みながら作業にあたり、空き缶も生垣の根元に放置して帰ったりと、かなり業者として信じられない対応をしていたことがわかりました。もちろん家主様の前でそのような行為をしていたとは思えませんが、隣家の人が目にしたことというのはすぐに家主の耳に入ったのでしょう。いくら家主が見ていないからといえ、そのような行為をする業者がいるということに大変にイメージの良くない業態なのだなぁと悲しく感じました。

他に良く聞く苦情としましては庭の作り変えや木の選定などの際に家主の意見をまったく聞かずに庭師の意見を強く通してしまうということがあげられます。これは、庭に統一性を保つ場合にはある程度必要なことだとは思いますが、家主様と十分に話し合って納得していただいた上で進めていく必要はあると思い直しました。

刈込鋏の手入れ

鋏は庭師にとって命の次に大事な商売道具です。刈込鋏は相当なスピードで次々と葉や枝を力任せに切り込んでいきますので、それなりの早さで消耗します。

刈込鋏に要求される品質は刃先が鋭い状態であることと刃の噛み合わせ面に隙間が出来ないことです。隙間があると切る時に刃が回転しようとする力が加わるだけでなく、刃の内側にヤニがついてくることにより刃の噛み合い抵抗が増し、作業の疲労度が増加します。また、葉がスパっと切れずに刃と刃の間に挟まるように逃げて切ることが出来なかったり、切れたとしても切り口が引きちぎったように汚くなることがあります。
刃は根元から順番に噛み合わせの位置だけ触りあうように微妙に湾曲されて鍛えられています。

刃の噛み合わせは合わせのネジを締めこんで調整し、刃先は最長でも1月に1回は研ぎなおして良い状態を保ちます。