動力噴霧器メンテナンス

梅の花が咲く頃に発生するアブラムシやカイガラムシに始まり、ハナモモ・サクラにつく毛虫、モクレン・コブシにつく毛虫、サツキ・ツツジにつく毛虫、ツバキ・サザンカにつく毛虫など、春から夏にかけては数回消毒作業を行う必要がでてきます。若葉は虫たちにとって恰好の食材となる為にどうしても春先には虫たちが木に集まります。短時間で集中的に高さのある木も含めて大量の薬剤を散布するのにどうしても高圧かつ流量の確保できる機材で散布をしたい為に毎年動力噴霧器を使用して薬剤散布をしています。しかし、この動力噴霧器のセットと使用後の片付けが手間なんです。薬剤も通常は日当たり100L程度を用意しますし、散布用のホースが100m巻の高圧ホースを使用している為に使用時にあらかじめホースの中まで薬剤を充填させておくことや、使用後にホース内の薬剤を抜くなどの手間を考えると 、1軒だけのお客様に消毒だけという対応がなかなか出来ないものです。 そのような理由もあり消毒作業については連日集中的に行うスケジュールでやあせてもらっています。なかなかお客様の自由なご希望にお応えすることができないのですが、薬剤を一度調合してしまうと2週間以内に使い切らないといけなかったりとか諸々の不都合が生じてしまいますのでご理解をいただきたいと思います。

 ようやく今シーズンは全ての消毒予定作業を終えて、シーズン後の噴霧器メンテナンスを行いました。

フーエルストレーナーを外してガソリンを抜きます。
もう1箇所、キャブレター下のチャンバーに燃料が溜まっています。
このドレインニードルを緩めるのが作業がしにくです。リコイルスターターを手でどけながらスクリューを回しています。

水を通してピストン内の薬剤を全て洗い流した後にガソリンを抜いて、リコイルスターターを引いて燃焼室内に残ったガスも抜いて動力噴霧器の今年の役目は終わりです。