梅雨入りしました

本日は雨でした。テニス肘の痛みは仕事を続けている以上引くことはなく、休日に少し傷みが減少しては仕事をすれば傷みが増すというサイクルを繰り返しています。
梅雨の雨の間に少しでも肘の痛みの回復を願うところです。

そんな中、先日収穫した梅を使って梅ジャムを作りました。
今年は暖冬の影響もあってか梅があまり生らなくて市場でも不足しているみたいです。量もさることながら収穫の時期が遅れて既に完熟の状態でしたので今年はジャムにすることにしました。便利なものでスマートフォンを使ってレシピ検索をして、それに従い娘と一緒に制作しました。自家採取の梅ですが芳醇な香りのする美味しいジャムが出来上がりました。甘さもしつこくなく朝のパン食が楽しくなりそうです。これで、娘達もちゃんと朝食を取ってから学校に行ってくれるようになることを期待します。

下ゆで
種を取って
砂糖を加えて煮詰める

近況報告

久しぶりの投稿となりました。

今年度から大雨の時に市内を流れる小規模な川では排水が追いつかなく道路冠水などの被害が発生する為に近くを流れる県の河川にポンプで汲み上げて排水する排水機場の管理運転の役目を請け負いまして、雨が降る度にひやひやしながら排水機場と自宅を行き来するルーティーンが追加されました。消防団訓練や両親の介護(観護ですが)訪問の為に帰省などと合わせて、週末ルーティーンがほぼいっぱいいっぱいでなかなか体が休まりません。

先々週、初めて排水機場の実稼働を行わないといけない事態になりました。結局夜通しの運転で大きく生活のリズムが崩れました。もう年齢を重ねているので2・3日もすればもとの体調に戻ると思っていましたが、疲労感が抜け切るのに一週間掛かりました。

そんな中、お客様にもご迷惑をお掛けしながら(ご理解をいただきながら)業務を行っているのですが、先日のご新規のお客様は目の不自由なお客様でした。奥様は認知症を発症されているようでなかなか大変な生活であることが想像できます。一通り生垣ほか綺麗に剪定をさせていただきました。

なかなかテニス肘が直らないのですが、気が付いたことに肘が痛いことで作業スピードが落ちているようでした。これまで1日で収まっていた内容の作業がその日に終わらなくなってきました。従来の間隔で日程計画を立てるのですが、「アレ?もう1日要るぞ」ということが最近急に出てきて、少し仕事のペース配分を見直さないといけないようです。色々と悩みはつきませんが、なんとか生きています。

トラックあおり修繕

昨年8月、前のトラッククレーンがクレーントラブルに加えエンジントラブルを抱えていたのでトラックを更新しました。そのトラックは中古再生トラックでしたのでボディのあちこちは鈑金・溶接により作り直してあるトラックでした。あおり内側の板はメーカー標準ですと張替え不可能なのですが、元々作り直しの時に張り替えていますし、今後も張り替えることが出来るような構造に造り替えられていました。しかし、溶接品質が思わしくなく3月頃に荷台あおり内側の板を押さえていたバーが取れ、外れてはこないものの、早いこと修理しないといけないなあと思っていた所でした。

ようやく、念願の溶接機を入手したので自力修理を試みることにしました。

あおり内側の板を外側からボルトを外し取り外して、錆を除去。溶接する為にアースを取る場所の塗装を剥がし、押さえ板の接合部分のサビと塗装を取ります。

押さえ板とあおり本体は突合せ溶接の為、押さえる板厚分のシム板を挟んで位置合わせをします。

溶接部材を当てがってみたところ

寸法はそれほど狂ってなく、隙間が大きく開いている訳でもないので、比較的容易そうです。

テストの結果、溶け込みは半自動の方が良さげでしたので、アークスタートのしやすさからも半自動溶接で溶接することにしました。

さて、結果は・・・・

うん。まずまずではないでしょうか?強度的に不安は残りますがひとまずしっかりと着いているのでヨシとします。

接合部分を再塗装して終了です。

溶接機を買いました

かねてから、ちょっとした道具類の補修やトラックのボディの修繕などに溶接機があったらいいなと切望していた家庭用小型溶接機ですが、とうとう買っちゃいました。

「100Vの溶接機では使い物にならない」とか「溶接強度が心配」という声も聞かれ、SUZUKIDやアストロプロダクツなどホームセンターでも目にする小型溶接機がある中で、色々とYou Tubeやらレビューやらを参考にしながら、ハイガー産業の溶接機にすることにしました。

購入したものはコレ

HG-MAG/MMA-100A

半自動⇔溶接棒切替と電流値ダイヤル

ハイガー産業『HG-MAG/MMA-100A』
100Vの小型溶接機で半自動溶接と溶接棒による被覆アーク溶接の両方を利用できるモデルです。当方半自動溶接は初めてで、もし購入しても上手くいかなかった場合に困ってしまうので、その保険として被覆アーク溶接も可能なモデルにしました。溶接機というのは機械の個体差もあって、購入したからすぐ納得のいく溶接が出来るという訳ではなく、まず機械の特性をつかまないと使いこなすことができません。

まずはこの機械がどれ位の性能があるのかを試してみました。

半自動溶接トーチ
溶接棒と溶接ホルダ
半自動溶接による溶接
溶接棒による溶接

左の写真がφ0.8mmのフラックス入りワイヤによる溶接で、右の写真がφ1.6mmの溶接棒による溶接の試行結果です。最初の内はアークが飛び始める距離もワイヤの送給速度も手探りで、アークが飛んだと思ったらワイヤーが出すぎて途切れたり、逆にワイヤーがちぎれ落ちたりと上手く行きませんでしたが、ワイヤー送給速度も調節可能ですし、電流値もダイヤル一つで調整可能ですので、繰り返しトライすることで、ある程度のビードが出来るようになりました。母材は板厚5mmのS45Cです。φ0.8mmのワイヤの場合最大板厚が2mm迄と書いてあったので、やはり溶け込み不足は否めませんがそれでも1mm程度の深さまでは溶け込んでビードが形成されているように見受けられます。溶接棒の方はとにかくアークスタートが難しく、さらにアークスタートしたと思ったらくっついてしまってばかりで、まともにアークを飛ばすこともままなりませんでした。やっとの思いでアークを連続させてもすぐに溶接棒が一気に溶け落ちて距離がでてアークストップしてしまうありさまでした。また、φ1.6mmの溶接棒では母材板厚5mmは厳しくて殆ど母材が溶け込むことは無く、溶接棒のダマが散々と散るという結果になりました。これについては次回φ2mmの溶接棒を使って再度挑戦してみようと思います。繰り返しアークを飛ばして母材が温まってきたらもしかしたら上手く溶け込むかもしれません。でも母材の熱による変形を覚悟しないといけませんね。薄板ものは半自動溶接の方が合っているように感じました。

次回は実際に一輪車の補修とトラックのあおりの補修を行おうと思います。

巨石の搬送

数年前になりますが、あるお客様の広い屋敷内に据えられていた巨石2つを、ご子息の新居を建てるということで撤去をしました。4tと6tもある石ですので一般の家庭では据えることもできません。搬送するのにも大型のクレーンとダンプカーでないと動かすことが出来ないので、それら車両が入れるところでないと入れることができません。結局撤去日には当方の甫場に一時置きし、その後入れられる場所がみつかるまで保管していました。月日が流れ新しい設置場所が見つからないままに一時置きしていた場所を地主さんに返却しないといけないことになり、猶予が1年となったのですが、残り半年を切ったところで、町内の山腹にあるお寺さんが大規模な造成を行って駐車場を増設することを知り得ました。そこでの土留めとして石を求めているということでしたので、即座に寄付させていただくことを約束しました。

そうして、処分場へ持ち込むことを検討していた二つの石は新しい役目を与えられ活用されることとなりました。しかし、新しい設置場所は山腹であり、参道は傾斜がきつく駐車場部への入り口での傾斜が転倒の危険がある場所でした。

さて、当日順調に巨石を積み込み搬送出発までは順調に進みました。参道の入り口まで着き、進入します。2速で進入を始めましたが、予想以上に積荷が重く途中で失速しました。( ;∀;)

6tの荷を積んだ坂道発進はやはり困難で、発進することが出来ず後退しました。そこで慌ててブレーキを踏んだ所今度は積荷が後ろに滑り出し、荷台後端アオリに衝突したところで、車両前方がリフトして荷台後端が接地しました。(絶句)

まったく身動き取れずに、そのままクレーンオペレーターにより重しとなっている石を吊り上げてもらい姿勢復帰しましたが、生きた心地がしませんでした。( ;∀;)

もう2度とこんな体験はしたくありません。とにかくクレーンオペレーターに感謝しきりです。

龍安寺垣制作

竹垣制作のお話をいただきました。

どんな竹垣にするかとうのはお任せということでしたので、高さは低くていいということと、ある程度透かしでもいいということでしたので龍安寺垣にすることにしました。

現場施工するのは少々長尺の資材を入れて色々取りまわして切ったり縛ったりするのに条件が悪い所でしたので、事前に制作して据え付けることにしました。

さて、事前に作るとなると色々と作業手順も異なるので、作業手順の確認の意味も含めて試作してみました。

竹の切り出し
竹割り
仮組み上げ

やっぱり天然竹は反りもありますし、太さの変化もまちまちですし、不揃いですので、なかなか寸法がぴったりと収まりません。そのバラツキが魅力の一つと言えばそうなのですが、制作しやすさから考えると寸法が揃っている人工材料の方が圧倒的に使いやすいですね。

今回は試作ということで割り竹も削りの処理をしていないので、やはり厚みがありすぎて当たりも揃わないですし押縁も綺麗にあたらないなどの不都合もでました。ですので納品は人工竹で納めようと思います。

3月に入りました。

三寒四温、今年の冬は暖かいという予想だったのですが、過ぎてみれば雪も多かったですし、日によって暖かかったり風が強く冷たかったり、変化の激しい日が続いています。

本日から3月に入りました。梅の花も咲き始めいよいよ春の到来と思いたい所です。
そんな矢先の今日は午後からの雨模様。あらかじめ雨を想定したスケジュールにしておいたので問題ないのですが、こういう少し落ち着いた時でないと出来ない、余った資材や残土などの移動や片づけを行っています。砂利・土などの移動や保管にはフレコンバックという樹脂製の袋(通称トン袋)を利用する訳ですが、これが紫外線に弱く日光に暴露されていると1年で劣化してしまい、ちょっと尖ったものを当てると破れたりします。破れてしまった場合には、すぐさま新しい袋に移し替えなければならず、こういった在庫資材の整理も時々ですが発生する必然な業務です。まだ、今年は車両が入れ替わったばかりで車両トラブルはないのですが、車両やクレーンの点検・保守も必須となる営業外行為の一つです。

珍しいお問い合わせがありました。

本日夕刻、埼玉県からのお電話でハナキリンという多肉植物を探しているという御電話がありました。十年以上前にサボテンの台木として多数購入をされた実績がるということですが、その時が愛知県の「ジュラクエン」という同音の業者だったそうで、前回の記憶を頼りに電話番号をお調べになってかけてこられたようです。まことに申し訳ないことに当方は生産を主に扱う業者ではありませんので、即座にご要望にお応えすることはできず、お取引のある花卉販売業者さまに相談をして、今は時期が早いのでちょっと流通はしていませんが、春先なら入手可能なようでしたので、その旨回答した上でお近くの販売店でご相談されればたぶん入手可能であること回答いたしました。ハナキリンの中でも特にモクキリンという種がサボテンの台木に適しているようです。

松の剪定の時期になりました。

そろそろ松の剪定に取り掛かる時期になりました。庭木としての松を形創るにはそれはそれは長い年月が掛かる訳でありまして、庭木として仕上がったものを庭に入れても3年手入れを入れずに放置すれば、中の枝が枯れ込んで形が崩れます。お客様がご自身で剪定をされていたとしても、よほどしっかりと研究をして心得のある方でないと切ってはいけない枝などを切ってしまい、形が崩れていきます。当方にご依頼のあるケースでは大概がこの形が崩れてしまった松に手を入れていくケースになります。いわゆる松の作り直しという作業になります。

この場合、まず枯れ込んだ枝を除去し、長く伸びすぎたり交差している枝などを落として、1年目はごっそり透かして骨格を取り直す操作をします。次の年に新芽の吹き具合を確認して、通常の(型どおりの)剪定を施し翌年を待ちます。3年目にもう一度型どおりの剪定を行うことで、ようやく基本の枝振りの骨格を取り戻します。あとは、通年、その松個体の芽吹きの個性やクセを見ぬいて、その松の性格に合わせた剪定方法に微調整をしていきます。

この回復操作のなかで、年を重ねるごとに芽の数が増えて、空間も密になってきて剪定作業に時間がかかるようになるのですが、このあたりが自分の能力とどれ位時間を掛けてもいいか?(料金に反映します。)と全体の形づくりとの妥協点を探し求める操作となります。他の庭師の人のコメントでも同じような悩みを抱えている投稿がありましたが、数年かけて方向性を見極める大事な操作となります。それでも、1年経った松に会うのは楽しみなことの一つであります。

難しいご注文

庭に据えてある石が山石で統一してあり、置かれている灯篭も桂利休のレプリカ品であったり、一番こだわりのある作りこみがしてあるお庭のお客様より、一部造り替えのご依頼がありました。門扉を越した懐の一角に無造作に植えてあった山桜が大きくなりすぎ、被ってしまった為に奥の庭が見通せない状態になっていました。それを別の場所に移植して、その1畳程の場所は竜安寺の石庭の浮島のようにしたいというご要望でした。

ひとまずスケッチを起こしはじめてレイアウトの基本プランを確認しました。
ここから使う石・植栽の現物を探し求め、実際に購入可能なものを一通り選定して決めてから詳細のレイアウトを再検討します。もちろん最終的には据え付け時に位置・角度を調節して全体としてのバランスを見て決定するのですが、そこに至るまでに通過する過程で禅的思想を通過するなど、魂の宿った庭にする為に通過しなければならないプロセスがあります。

手本にする庭が謎の多い竜安寺石庭であるだけに、それを模倣する場合でもどうしてそのような形にしたかを考え抜く必要があります。はたして月末までに納められるのでしょうか・・・