春になると木々の芽が動き出します。4月に桜の花が散りますと一斉に新緑が勢いよく出そろいます。梅・桜は春先に美しい花を楽しませてくれますが、花後のこの時期どうしてもすごい数の害虫がつく木でもあります。梅のアブラムシは葉をしわくちゃにしてしまいますし、桜につく毛虫は小さいお子さんがいる家庭などでは子供を木に近づけさせないなどと良く耳にします。また、モクレンなどのコブシ系の木にも大きな虫がついくこともあります。(結構場所によってついたりつかなかったりします。)まだ、イラガなどの虫が動きだすには少し時間がありますが、もう少したちますと必ずと言っていいほど出てきます。それぞれの木や個体によって害虫の種類や発生する時期が違うのでなかなか完璧には対応できないのですが、5月中旬を目途に消毒を1回行うようにしています。発生する時期がずれてしまったりすると効果も薄れてしまうのが消毒の難しい所ですが、本来ですと2週間~1か月に1回の割合で複数回(発生する期間の間中)実施することが完全なる対応です。なかなかそこまでの労力は掛けられないというのが業者でも頭の痛い問題です。冬の間に越冬中のサイクルを絶つ処置を行うというのもかなり有効な手段ではあります。