昨日自宅の芝生に生えてきた草抜きをしていた所、燐家の旦那さんが我が家を挟んで離れた畑に行かれる途中に足を止めて、我が家に植えられている桜の話になりました。
私自身、今年は咲かないだろうと思っていた所綺麗に咲いて舞い上がっていたためにあまり気に留めていなかったのですが、元所有者の方から「枝垂れ桜」と聞いていたので「枝垂れ桜」と答えました。しかし、隣家のご主人「枝垂れ桜にしては色が白いですね。」と一言。この一言で私も目覚めて「確かに枝垂れ桜にしては白いですね。」と返答。
ここから、私の頭の中で巡り巡って結局その場では回答が出ませんでしたが、隣家のご主人の気づきが正解でどうやら、これまでの仕立てで枝垂れにしてあるだけで種的には枝垂れ桜ではないことは推測できましたし自分自身合点が行きました。確かに思い起こしてみるとソメイヨシノだと聞いた覚えもありますが、その後色々と細かく見ていきますとソメイヨシノでもなさそうです。植物の同定というのは、一年の変化も含め全ての季節の状態を確認しないと特に派生種の多い種類ですととても困難です。どうやら今のところいちばん可能性が高いのは「オオシマザクラ」だと思っています。「ソメイヨシノ」はこの「オオシマザクラ」と「エドヒガン」の交配種とされており一代種で実をつけませんので、もう少し後で実を付けれればさらに「オオシマザクラ」である可能性が高くなります。
「調べておきます」と回答をした手前、早く教えてあげたい気持ちで気が逸るのですが特定するのには最終的には冬の姿をもう一度確認するまでかかりそうです。