植栽を行う時は出来る限り植栽に適した土を購入して搬入するようにしています。
いつも仕入れ先は安城市の久野商店さん。
大将がとてもマニアックで地質学的に見当をつけて良質な土が出そうな土地の権利を借りて掘り起こしやや粘土寄りの砂利の少ない植栽に適した土を提供してくれています。植栽に適しているというのは「団粒構造」と言い、サラサラすぎてもダメで固まり過ぎてもダメで、ある程度の大きさで固まった群があり適度な隙間をもつ構造が透水性と保水性の両方を適度なバランスで保有するいい土壌ということになります。水分を保持した時に所々が団子状に集まり水を保持し、それらの間は空隙があって根が呼吸をすることが出来、隙があることで水は下に降りていくことが出来るという状態です。このことは植栽に限らず植物全般に通用することなので植栽用の他に農業用の土も提供されています。
この久野さんのスゴイ所はとにかくマニアックで突き詰めなければ気が済まない性分で、現在はセラミック用の土なども研究し提供出来るように考えてみえるようです。家庭菜園を始めようと思っている方など、始めの基礎となる土としてまず粒度のハッキリとした土を入れてみるのもいかがでしょうか。
久野商店
安城市小川町高曽根
「土のデパート」の看板が目印