珍しいソテツの剪定

本日は昨日飛込にて急遽電話が入った
「ソテツ」だけの剪定ご依頼のお客様。
雨の切れ間に入れ込みで行いました。
最初「ソテツだけ?」と甚だ不思議に思いましたが、現地に入ってすぐに理解しました。他にも庭木はあるのですが・・・どうでしょう、かれこれ10年くらい手が入っていない状態で、今更手入れをするのもどうかというような状態。少しずつ形を修正したとしても形をある程度整えるまでに5年はかかるような状態でした。ソテツに関してだけ言えば、形というのは崩れようがなくただ葉が開き垂れ下がって隣同士触って詰まった状態になり光を遮るような状態となります。その余分な葉を処理することで整った状態を取り戻すことができます。ご依頼の趣旨も部屋まで光が届くようにすることが目的でした。いちばん大きなもので2.5m程度の立派なソテツで、6本の株立があり十分な大きさでした。大きなリゾートホテルのエントランス前ロータリーとか大規模な建造物の前に植えても十分見栄えのある珍しいソテツでした。おそらく家主さんはそれほどのこだわりもなさそうですので移植も考えましたが、入り口納屋門がくぐり抜けられないことに気づき断念しました。いや、もったいない。