難作業性の現場

はい、忘れた頃におそらく他の同業者が断ったた高額な見積を提示したであろう、困難な現場のご依頼がありました。写真で見て分かるように枝の先端高さが6m程まで伸びたキンモクセイ。剪定をするだけなら、別に困難ではないのですが、その植えられている周囲の状況が非常に手入れを困難な状況にしていました。

角地に植えられたこのキンモクセイ。裏地は新築の物件が建築中で養生フェンスが張られておりアクセスが不可能で写真手前側は2重に見えるフェンスの間は落差5mはある下に水路があります。手前側の枝は見事に水路の上に張出しています。写真左手はテラス上に追加されたルーフバルコニーの柱によってフェンスとのスキマが人一人がやっと通れるくらいのスキマしかなく、処理枝葉の搬出が困難です。奥側には古い納屋があり、トタン葺きの屋根には切断した枝葉を落とす訳にはいきません。それでもってこの大きさまで張出した枝の木の剪定、さてどうやったらいいのでしょうか(笑)

そこは、このような難易度の高い作業を得意とする弊社ならではの体技で無事に剪定と剪定枝葉の処理を終えました。(どのようにして行ったかは写真でお見せできませんが、結果のみお見せします。)
説明は省きましたが下の写真にある物干し竿が曲者で邪魔をしていました。(せめてこの物干し竿だけでもどかしていただけてるともう少しやりやすかったです。)

通常は綺麗に刈り揃えるのですが、目的が樹形縮小であるために、既に内側が枯れこんで葉がついていない領域まで切り戻している為に輪郭を出すことは不可能です。それでもなんとなく過去に(小さいころに)刈ったことのあるラインはおぼろげに見てとれます。

このような困難な現場に遭遇するとなぜか職人魂が燃えます。
ご依頼ありがとうございました。