アーボリストってご存知でしょうか?
まだ日本ではあまりその呼び名が定着していないでしょうし、厚生労働省からも特定業務(指定業務)のような扱いも受けていません。一般の方からすれば『何する人?』っていうイメージかもしれません。
厳密に言えばロープを使用して高木に登り枝を切り落とし、安全に下まで切り取った枝を下ろす技術を持ちながら、なおかつ樹木の育成や健康状態の診断などの樹木にまつわる専門的な知識を持ち合わせ高木の維持管理の世話が出来る人という存在になります。
日本では高木の伐採に長けた林業家と樹木の知識に長けた樹木医という別々の存在にて存在しています。ただし林業家は伐採や搬出に関して長けていますが、剪定という概念は欠けているという点はあります。これらをふまえますと、まだ日本には真のアーボリストと呼べる人は数名しかいないというのが現状です。
庭に携わるものは必ずある時、高木の扱いに遭遇しアーボリストへの道を志す人が増えてきています。