高木の剪定②

 

樹高約10mのクスノキの伐採のご依頼がありました。
幸いアパート駐車場脇の木でしたので高所作業車が十分に入れる状況でしたので、安全を期して高所作業車による伐採作業とさせていただきました。安全かつ確実に枝を落とすことが出来、その後の片付け・搬出もスムーズに執り行うことが出来ました。

ロープクライミングによる剪定講習会は来る2月16日~に迫ってきました。色々楽しみです。

 

高木の剪定

 

年の瀬も押し迫り、雨・雪などで作業出来ない日も発生し一杯の日程の中、日々奮闘しております。ここ二日間は続けて5m超の高さのある木の剪定が続いています。三脚ではとうてい届かない為によじ登って剪定を行います。さすがに年齢的なこともあり、年を重ねるごとに登り続けていられる時間が短くなり疲労も溜まりやすくなってきています。そろそろ登りにくい木の剪定で長時間登り続けて作業することに危険も感じるようになってきました。そこで、来年よりダブルロープクライミングテクニックを用いた剪定作業を取り入れようと思います。名づけて『樹楽苑アーボリストプロジェクト』これは、英国より発祥しアメリカで進化を遂げたアーボリカルチャー(樹芸)を高木剪定業務として取り入れようという取り組みです。早速平成27年2月度にロープクライミング講習を受講してきます。また、このプロジェクトの進行状況もアップできたらと思っています。

 

 

 

久しぶりの投稿です。

前回投稿してからおおよそ2ヶ月が過ぎ去りました。

その間、ほとんどノンストップで動き回っていました。

庭屋ですから秋口~年末までの間は掻き入れ時で忙しいのが当然です。逆にこの時期に忙しくない庭屋では営業が成り立ちません。お蔭様で当社も今年は新規のお客様も増え年末まで一杯一杯で、許してもらえるお客様から順に年越しをお願いして予定を組んでいるところです。

今年は10月に入ってから台風18号・19号と2週連続で台風に見舞われ、なかなか作業が後に延びてきたりした、やりきれないお客様も出てきました。その分、作業スピードを上げてなるべく工期短縮してやりくりをしていますが、限界はあります。自分の体と相談しながら年内をなんとかのりきろうと思っています。

もし、この投稿をご覧になられているお客様がみえましたら、日程の来年への持ち越しを許可してくださる場合、ご連絡をいただきたく思います。よろしくお願いします。

 

枯木の伐採

お客様から「トチの木が倒れそうなので、歩道側へ倒れて大変な事になる前に何とかしたい」というご指摘を受け現状確認を行いました。場所は竹藪の斜面上端境界上元々根元から斜めに伸び出した木が上方に向かって立ち上がって踏ん張っている状態の木でした。現状は斜面側の土が大きく崩れ落ちまるっきり半分の根は露出してしまっている状態でした。

確かにこのままの状態では台風が直撃した時にいつ倒れてもおかしくありません。剪定のご依頼で訪問していた、お客様でしたが、急遽追加で先に伐採を執り行う事にしました。半分は崖なので脚立を立てることもままならず、かろうじて幹に枝を切り落とした後のコブがあったので、それを足がかりにしてよじ登り上の方にロープをかけ倒木方向を制御しながら、無事に切り倒す事ができました。これで安心です。

最近のお仕事

6月~7月にかけて、松類には『緑摘み』という大切な操作を行います。

これは、今年度新しく伸びた新芽の数と長さを調整し枝ぶりの骨格を決めるという重要な操作になります。

年2回の剪定ではこの緑摘みの操作をこの時期に、昨年末の古葉落としの剪定を抜いてしまった松に対しては緑摘みの操作+古葉モミ落としの操作を行います。

どういう訳か、今年は3年~5年放置の松たちの剪定依頼が舞い込んでおり、手の入れ場のないほどに密に茂った松を剪定しています。

通常通りの見積で作業を開始しますと、こういう放置松は1.5倍~2倍の手間がかかるため、見積負けしますので業者泣かせです。

ミカンの移植

この所、畑のミカンを移植したいというご依頼が続いています。

どちらも、お母さまが世話をされていたのですが、世話できなくなり手放すこととなり、対処しなければならない事情を抱えていました。

もらい先を探して、なんとか引き取り手をみつけましたので、移植という運びとなりました。

1本思い入れの強いデコポンはご自宅に移植させていただくこととなりました。

移植先でもまた、たわわに実らせて欲しいものです。

ハナミズキが咲かないという問い合わせ

『それまで、咲いていたハナミズキが咲かなくなったのですが・・』

このようなお問い合わせは、時々受けます。現地に伺って確認いたしますと大概の場合、大きさを抑えようと全ての枝を切り詰めて、それが理由で新しく芽吹いた新芽を残したままにしていることにより、枝数と葉つきだけが極端に増え逆に自分自身の葉でもって日照をさえぎってしまっているというケースが目立ちます。

ハナミズキの中枝の数は比較的間隔を広く取り、途中2~3節分岐をえることで先に広がるような形で自然な枝振りをつくった方が、懐枝の数も少なく陽射しが枝の中まで入り、風も吹き抜けることにより病害虫も防げます。

基本花芽をつけるのには日照が欠かせません。まずは、第1に日照を確保することに注力します。十分な日照が確保出来ているにもかかわらず、花芽がつかない場合には土の状態が思わしくないことが考えられますので、土壌を触り感触を確認した上でマルチング材を投入するなどして、理想的な団粒構造となるように土壌改良します。土質も問題ない場合には、醗酵鶏糞などのリン酸分が多く含まれる肥料を与え結実を促します。

木に何も問題がない場合でも花芽が付く時期以降に先端を剪定して失っていれば、当然来期花が咲くことはありません。

カシの木の新芽は本当に良く伸びます

アラカシ・シラカシ・ウラジロカシなどは、株立ちにしても良し、棒カシにしても良し、新芽はやや赤みがかって赴きがあり、風にそよぐ葉は一涼の清々しさを演出してくれます。

しかし、一方で・・・・大変に萌芽力が強くどれほど強く剪定し葉の数を少なくしても翌年には新芽を無数に吹き、夏には幹を覆い隠すほど葉が生い茂ります。まず、間違いなくカシ類は毎年の選定を余儀なくされます。逆に生垣などには適しているのではないか?とお思いかもしれませんが、確かに目隠しの役目は十二分に果たしますが、天端(上面のライン)は新芽が上方に勢い良く(1年に1m以上)伸びる為にこれもまた、毎年の剪定が必須となります。

非常に強く形もさわやかな木なのですが、確かな剪定を繰り返さないと形を崩しますし、毎年の剪定が必須の木ですのでプロに任せないつもりであれば、庭には入れない方がいいでしょう。

風を感じさせ、爽やかな印象の庭にするにはエゴノキ・ソヨゴ・カエデ・シマトネリコなどと並んで適した木です。

キンモクセイ伐採

「キンモクセイを伐採して欲しい」と軽い雰囲気でご依頼をしてきた初老の小母様、お昼近くのお電話にて今から来てちょっとやってよというノリでご依頼をされるので、とりあえず現状を見せていただいた所・・・・

樹高はゆうに5mは超、幹周り1.8m、枝張り6m程はある立派なキンモクセイでした。(笑)

とてもすぐに「じゃあ今から伐ります」とはいえない代物の木で、翌日それなりの道具等を準備して望むこととさせていただきました。

案の上、翌日1本にほぼ一日かかり2tトラックぎりぎり1車分の枝葉が出へとへとになりました。