クロガネモチの移植

7月に入ってから本格的な梅雨らしき長雨が続き、ようやくの晴天となりました。本当は6月中に終わらせたかったクロガネモチの移植が続く雨の為に昨日まで延びてしまいました。雨上がりの作業はとても蒸し暑く少し動いただけで汗だくになり、さらに汗が蒸発せず体温が下がらないためにすぐ息切れしてしまいました。この場所は周りが田んぼで何もなく台風などで強風にさらされる為に支持根も太くしっかりとしており手ごわかったです。

雨上がりにいい汗かきました。^^

 

 

 

 

実の重みで折れた梅の木の処置(その2)

老木の梅の木が実をたわわにつけすぎたことの重みにより枝が折れ、まずは枝の大多数を剪定し軽くする処置を行いました。その後、裂けてあらわになった樹木内部繊維が腐朽が進行しないように殺菌材入りの皮膜処理を行いました。続けてこれ以上裂けが進行しないように方杖により折れた枝を支え、さらに樹勢を回復する為に根元部分の土壌改良を行いました。今週初めに経過を観察し衰弱など認められなかったので、これからすこしづつ回復していってくれることを期待したいと思います。

腐朽進行防止剤塗布
方杖により折れた枝を支えています。
根元部の土壌にバーク堆肥をすき込んで改良しました。

梅の老木が実の重みで折れた(その1)

先々週末の雨上がり、お客様(お寺)のシンボル的梅の老木が、たわわに実をならせすぎた重みに耐えかね折れてしまいました。幸い折れて垂れ下がる途中に枝が石に触り、枝が分断されてもぎ落ちてしまう事態は避けられました。

ご連絡を受け、先週初めに状況確認をしまずは枝をはらい軽量化し、これ以上折れ(裂け)が進行しないようにしました。この日は状況確認のために訪問したので十分な準備(杭や塗布材など)をしていませんでしたので、後日裂けて内部が露になった箇所へ殺菌と被服を兼ねて塗る塗布材と、支柱(方杖)を準備して処置しようと思います。また、樹勢を回復する為に土壌改良も行っておいた方がいいでしょう。

折れて裂けた所
石に当たり折れの進行がくい止まった
剪定後

今日のお客様

 

 

本日のお客様は本職に剪定を頼むのは初めてというお客様、まだ歳も若く可愛らしい感じの奥さんでした。これまで、あまり剪定をしてこなかったのが幸いしてハナミズキの自然な形が残っていてとても剪定しやすかったです。若干剪定によって形が崩れかけてきていましたので、思い切って枝を切るところは切り落とし3年くらいかけて形を直していこうと思います。ハナミズキやヤマボウシ、はたまたケヤキなど自然樹形が美しい木は出来ることならば剪定をしないままに大きく伸ばしてあげたいところです。

剪定前
剪定後

 

高木伐採

昨日雨の中、傾斜私有地にて大きくなりすぎた木々10本程の伐採業務を行いました。私有地なのですが、隣接する農道との間に金網フェンスが設置されており搬出等も困難を極める為、協力業者である伐採専門業者に依頼しました。

さすがに、『餅屋は餅屋』という表現があるように専門な機械装置・オペレーションで、またたく間に処理をしていき、当社を含め5名で1日で15m超の木々10本を1日で処理し終えました。

なかなか、日本ではこのような専門性の高い得装車両は作られていなくてどうしても海外からの輸入品に頼らざるを得ません。発想ひとつ変えれば日本製の方が品質が高い機械が作れるハズなんですけどね。

それにしても、この得装車両は処理能力半端ないです。助かりました。

 

事業所駐車場の事故処理

今回珍しい依頼が舞い込みました。とある事業所の駐車場に自動車が突入しました。この事業所駐車場はT字交差点の突き当たり部にありましたが、運転者は夜勤にて疲れていたのか意識を失ったままでT字交差点に進入しそのまま駐車場内に進入した模様です。駐車場内に植えてあった植栽をなぎ倒し、その先の築山に乗りあがりクスノキの幹に衝突し止まったようです。なぎ倒されたツツジは根がこそぎあがり、クスノキは樹皮に一部剥がれがありました。幸いドライバーには怪我もなく無事に済んだと聞いています。

当方に連絡があり、植栽の破損状況を確認しツツジの撤去とクスノキの剥がれた樹皮部の殺菌・防腐処置と保護を行いました。何にせよドライバーの方が無事でよかったと思います。

 

防草対策

冬の間は草もほぼ枯れ、草取り等の世話をする必要もありませんが、もうそろそろ芽が伸びだす頃ですね。次から次にでてくる雑草との戦いは本当にイタチゴッコのようなものです。

そんな雑草防止対策に防草シート+砂利敷きを行うと絶大な効果を発揮します。

最近、とても人気です。砂利もお好みに合わせて選ぶことで雰囲気を変えることが可能です。

 

花壇施工

暖かい日が続いて春がきたな~と思っていた矢先、少し肌寒い日が続きますね。そんな中、先日レンガ積み花壇の施工をさせていただきました。以前より花壇であった箇所ですが、木柵による土留めであった為に朽ちて境界がほぼ無くなっていました。レンガ積みにより補修して土を戻して花壇として修正しました。洋風の家の造りですのでやはりレンガが良く合います。ありがとうございました。

 

アーボリスト・トレーニング

アーボリストってご存知でしょうか?

まだ日本ではあまりその呼び名が定着していないでしょうし、厚生労働省からも特定業務(指定業務)のような扱いも受けていません。一般の方からすれば『何する人?』っていうイメージかもしれません。

厳密に言えばロープを使用して高木に登り枝を切り落とし、安全に下まで切り取った枝を下ろす技術を持ちながら、なおかつ樹木の育成や健康状態の診断などの樹木にまつわる専門的な知識を持ち合わせ高木の維持管理の世話が出来る人という存在になります。

日本では高木の伐採に長けた林業家と樹木の知識に長けた樹木医という別々の存在にて存在しています。ただし林業家は伐採や搬出に関して長けていますが、剪定という概念は欠けているという点はあります。これらをふまえますと、まだ日本には真のアーボリストと呼べる人は数名しかいないというのが現状です。

庭に携わるものは必ずある時、高木の扱いに遭遇しアーボリストへの道を志す人が増えてきています。

 

 

風の強い日

先週金曜日の話ですが、周りが田んぼばかりの開けた土地柄のお宅で高さ5m程のヤマモモの剪定でした。

平均気温は9℃前後でしょうか。一日中風がほとんど止むことなく吹き続け身体の芯まで冷えました。

雪山に登ったことはありませんが、そりゃ氷点下の気温の風に吹かれ続けたら死ぬのも無理ないなあと実感しました。

強風に吹かれ続けて体が凍えると本当に身動き取れなくなりますね。何より精神的に削られます。逆に精神を鍛えるには冬山に登るというのはありなのかもしれませんね。根性が試されます。(根性だけではどうにもできないこともありますが。。)

私はコタツでぬっくりがいいよ。(笑)