珍しいソテツの剪定

本日は昨日飛込にて急遽電話が入った
「ソテツ」だけの剪定ご依頼のお客様。
雨の切れ間に入れ込みで行いました。
最初「ソテツだけ?」と甚だ不思議に思いましたが、現地に入ってすぐに理解しました。他にも庭木はあるのですが・・・どうでしょう、かれこれ10年くらい手が入っていない状態で、今更手入れをするのもどうかというような状態。少しずつ形を修正したとしても形をある程度整えるまでに5年はかかるような状態でした。ソテツに関してだけ言えば、形というのは崩れようがなくただ葉が開き垂れ下がって隣同士触って詰まった状態になり光を遮るような状態となります。その余分な葉を処理することで整った状態を取り戻すことができます。ご依頼の趣旨も部屋まで光が届くようにすることが目的でした。いちばん大きなもので2.5m程度の立派なソテツで、6本の株立があり十分な大きさでした。大きなリゾートホテルのエントランス前ロータリーとか大規模な建造物の前に植えても十分見栄えのある珍しいソテツでした。おそらく家主さんはそれほどのこだわりもなさそうですので移植も考えましたが、入り口納屋門がくぐり抜けられないことに気づき断念しました。いや、もったいない。

外壁塗装の恐怖

大変ご無沙汰しております。

毎日寒いですが、なんとか生きております。

さて、昨年一年と年が明けてからもなぜだか外壁塗装がブームのようで、昨年だけでも自分の現場や隣の物件での外壁塗り直し工事が4件、今年に入ってからすでに1件となんだか塗装業界が一大キャンペーンを展開しているような気さえしています。

別にそのことは大いに結構なのですが、問題なのはそのすべての現場で一定数の植栽が枯れたり、枯れかかっている被害が発生しているということです。

大幅ディスカウントで仕事を取った為に施工が荒いのかなんなのか知りませんが、こうもすべての現場で植栽が有機溶剤の蒸散剤・飛散剤の暴露を受け枯れたりしているというのは悲しくてしかたありません。家主さんはよもや塗装の影響で枯れたとは想像しておらず、なぜ枯れたんだろう?と口をそろえておっしゃいます。

有機溶剤の影響による枯れの進行は有機溶剤によって葉緑素が変性し光合成能力を失って結果として葉枯れが進行しその結果水の吸い上げができなくなって枝が枯れていくという進行をします。当然、塗装が終わってからじわじわと影響がでますので、塗装との相関を家主さんが感じることはありません。本当に残念なことです。

これから、遅ればせながら啓蒙活動を行っていこうと思います。

 

意外と見られています。

庭の仕事をしていますと、家主の方はもちろんのこと以外と隣家の人々や通り行く人々がその仕事ぶりを見ています。はっきりと「綺麗になりますね」と声をかけていかれる方もいれば、こちらが全然気が付いていなくても数年後にいきなり作業中に声を掛けられ「いつも見ていて、いつかお願いしようと思っていた」と言われて不意に仕事を依頼されることが、昨年あたりから増えてきました。おおよその感覚ですが、だいたい3年位続けて仕事の結果を見られて皆さん安心して声をかけてこられるように思います。先行してご依頼下さっているお客様はチラシにより依頼を下さっていますが、慎重な方?心配症な方?疑い深い方?は他人様が依頼した結果を待って後乗りされているのかも。。。と思っています。

仕事は人が見ている、見ていないにかかわらず全力投球が当たり前ですね。

今年の秋の例大祭も終わりました。

毎年のことですが、11月の始めの日曜日に氏子神社の例大祭があります。
例祭の式典は神社関係者が粛々と進めていきますが、参拝される一般の町民向けに披露されるという側面を持ちつつ神子舞神楽が奉納されます。

数年前より神楽保存会に加入して活動を続けてきて、そろそろ活動の屋台骨を支える年ごろになってきましたので、今年は10月初頭より子供会による獅子舞の指導・巫女舞の笛の伴奏・篠笛の稽古と業務後の疲れた体に鞭打って約一か月間活動しました。当日は生憎の雨となってしまいましたが、小学生の巫女さん達が一生懸命踊ってくれ、祭礼に華を添えてくれました。町内会の方でおでん・団子・しるこ・酒のふるまいがあり、青年部の方で抽選会もあり、町民の人々が神社に親しむいい機会となったことと思います。疲れは残りますが、毎年の秋の風物詩です。

いつもありがとうございます。

急に冷え込みました。
相変わらず身体が冷えると喘息の症状がでます。
先日、娘が朝保育園に行くのを渋り結局現場に同行しました。
当然現場では退屈しのぎの為にあちこち走り回るのですが、そのうち三脚に登ってくるようになりました。そのような所を目撃されていたのかわかりませんが、お迎えの奥さんが出てきてお菓子やシールをくださいました。(なんでタイミング良くシールを持っていたのでしょう。。)
おかげでしばらくの間はおとなしく車の中でシールで遊んだりお菓子を食べたりして落ち着いて過ごしてくれました。お客様のご近所さんにもお世話になり感謝です。

一定のお客様には事前に「ひょっとしたら娘を連れてくることがあるかもしれません」とあらかじめ説明をして同意していただいています。皆さま面倒を見ていただきまして本当にありがとうございます。

困ったお客様

9月も中盤を過ぎますと、庭師は急激に忙しくなります。やはりみなさん、夏を過ぎて伸び放題伸びたカシの木や、これから落ちる葉っぱを気にしたりしだして、もう今なら切っても伸びることはないだろうという判断なのでしょう。きっと・・・

依頼は集中するのですが、毎年定期的に剪定に伺っているお客さまを優先して予定が組んでありますので、電話をしそびれたり、うっかりしていたお客様宅はうかがえなくて、一年剪定を飛ばしたりということがどうしても発生します。そうしますと、そのようなお客様は急遽シルバー人材センター等をあたって剪定を依頼される訳ですが、結局そちらも間に合わなかったり、仕事の具合が満足いかなかったりして、時季外れの時に電話が掛かってきたりします。

本日のお客様も、4年程縁遠くなってしまっていたお客様ですが、この度どうも依頼している業者(シルバー?)の仕事ぶりが気に入らなかったらしく、結局私の所に依頼が戻ってきました。こちらとしては、覚えていてくださってありがたいことですが、実際の所は依頼を掛けていた業者が空返事で「行きます」と言っておきながらすっぽかしたりしていたりして、どうにも業を煮やされていたようでした。

こちらとしましては、せっかく再度依頼をいただいたのですから、しっかりと誠心誠意技術を駆使して剪定をしたつもりでしたが、ご主人は「もっと切ってくれないかなあ」と・・・。これ以上切ったらおかしくなりますと説明をして、なんとかとりとめていただきましたが、内心『前任の業者にも自分の思い込みで注文を付けて困らせていたのでは』と思いました。私としては『庭師にお願いしておいて、丸坊主に近い切り方を要求するなんて、パガニーニを読んでチューリップを弾いてと要求しているようでもったいなあ、それならシルバー人材センターさんにお願いして欲しいなあ』と思った次第です。こちらもプロとして剪定している以上、いくらお客様の要求といえども、わざわざ植栽の形をくちゃくちゃに崩していくことになる剪定を承諾する訳にはいきません。お客様いわく、「それでいい」とおっしゃるのですが、「なんだかなあ」という思いがぬぐえません。今回は私の主張を通し、「これ以上きれません」ということを承諾いただきました。(ご不満そうでしたけど・・・)

 

悪水路脇の放置木の伐採

時代を象徴してなのか、ご主人が癌が原因で亡くなられる方が増えてきています。
当然、奥様一人だけではとうてい片付けることなど出来るはずもなく、特に使用していない土地に勝手に生えてきたクスノキやモチの木類やハゼ類などが気に留められることもなく大きく成長してしまっていて、さあ困ったというケースが増えてきています。今回ご依頼があったのは、水路と川に挟まれた土地で農機具倉庫が建ててある土地ですが、その敷地の川沿いの一角に生えているクスノキとアオギリの木他の伐採のご依頼でした。他にももっと不要木があったのですが、それらは解体業者により重機にて伐根処理されたのですが、奥のこれらの木々は重機が入れない為に取り残されていたのでした。しかも川の土留めギリギリに生えている木はその半分は川の上へ枝を張り出していて、普通に切り落としたのでは川に落ちること間違いなしです。
また、やっかいな案件がやってきたと思いました。(笑)だいたい他の業者があきらめた仕事が当方に舞い込んできます。
こういう案件はパズルのように切り落とす順番があり、切りながら次の枝を切る為の足場を確保しながら搬出のことも考えて空間を開けながら作業していきます。たぶん、外から見ていると何気ないようにやっているように見えますが、この順番が肝で順番を間違えるとアウトな案件です。途中、切断した太い枝が川側に滑り落ちてしまうミスは1回ありましたが、それ以外は事故もなく無事に終えることができました。あーアシスタント欲しい。二人でやってれば落とすことなかったかな。

ハマりました。。

昨日、一件雨の中見積に出かけました。
普通に敷地境界に自生した不要木伐採の依頼現場だったのですが、その場所が農業倉庫のある敷地でした。
元々の土地が田んぼだったところに建てられていたようで、さらに今回植えられていた木々を既に重機を用いて伐根処理まで終わっていて、当方が現地確認に行った時には既に埋め戻しが行われていた後でした。

そのような先行条件があるとはつゆしらず・・・・倉庫敷地内まで車両を進入させた私、昨日から降り続いていた雨のおかげで地がゆるんでおり、ずっぽり車輪が沈み込みました。(泣)
クレーン付きトラックでしたので、アウトリガによるセルフジャッキアップによりなんとか車輪を浮かせて下に石を詰め込み沈み込みは解消したものの、駆動輪は空転してしまい抜け出せなく・・・
結局近くの建機レンタルにて4tダンプをレンタルして牽引して脱出しました。

見積に行っただけで手痛い出費となり、高い授業料となりました。
もう雨が降り続いている時の農地には車両を入れないようにしようと思います。

台風の爪痕

台風21号が過ぎ去りました。
とても勢力の大きな台風で各地に被害をもたらしたことお見舞い申し上げます。
弊社お客様で報告があがっているのは、一件のお宅でゴールドクレストが倒木しました。あと、自宅の玄関前のポストが取り付けてあるブロック壁の天板が剥がれ落ちました。我が家は被害はそれだけで済んでよかったです。
深夜には土砂災害警戒避難の広域放送も入り驚きましたが、これまでに経験したことのない規模の台風で平成最後ということもあり一生忘れないと思います。

 

予想外のご依頼

お盆を過ぎたらとても作業がしやすいです。もうずっとこのままの気温が続いて欲しいです。今週は台風19号と20号が立て続けに日本列島に接近する様相を示しており、今週ははっきりしない天候が予想され予定が建てづらいです。

そんな折、お客様のご兄弟が困っているということで突然にご依頼がありました。
話を聞た内容では半日で出来そうな内容でしたので、軽い気持ちで引き受けたのですが、現地確認に伺ったところ追加での要望があれよあれよとでて、気が付けば二日仕事という内容に膨れ上がり「スケジュールどうしよう」という感じです。(笑)

突然のご依頼にせよ、困った時に頼まれるということは信頼されている証拠ですので無理してでも務めさせていただきます。