ケヤキの大木の維持管理

25mは超えると思われるケヤキ高木の管理をご用命いただきました。
7~8年位前になるのでしょうか、以前に手は入っている状態でしたので、全体の形は整っていました。
 ただ、前回切られた時に隣地に出ている枝の側がブツンと太い中枝の中ほどで切断されたようで、そこから箒枝がでていて少し樹形が乱れているところも見受けられました。

全体としては自然樹形がとても美しく、長きにわたり伸び伸びと成長したケヤキの姿がそこにはありました。枯枝を外し、込み入った枝を透かして全体としてはどこを切ったか分からないくらい雰囲気を変化させずに整えられたのではと自負しています。

次回の剪定は5年後以上先になるかと思いますが、それまでは枯れこんだり、腐りこんだりしないことを期待して、また健康な状態でこの木に会えたらと願っています。

ありがとうございました。

剪定前
剪定後

素晴らしく美しく大きなケヤキの木の剪定

いつ頃植えられたかはっきりとしませんが、恐らく100年以上前に植えられた、それはそれは美しく大きく成長したケヤキの木の剪定のご依頼がありました。

場所的にクレーンや高所作業車が入らない環境であることと、枝張りの半分は建物の上方である為にロープワークを用いた枝下ろし作業にて行うことになりました。

当方も駆け出しのツリークライマーではありますが、今回は大きな枝の吊るし切り+離れた場所への枝下ろしを伴うチームワークが必要となる事により、より技能の高いクライマーさんにお願いをしてより確実で安全な方法を取ることにし、当方はグランドワーカーとして枝下ろし補助+搬出係として業務にあたらせていただきました。

落とす枝の選択のみ当方に決めさせていただいて、切除枝が決まればそれを切除する為の登降アンカーポイントの設置、吊るしポイントの設置、吊るし下ろしルートと方式の選択とセッティング等はクライマーの判断に任せ、あとはそれぞれの担当がそれぞれの操作を担当したチームワークにて無事に業務を行わせていただきました。あと半分程度業務が残っていますが、最後まで安全第一にて作業を行いたいと思います。

枯れたケヤキの伐採

ケヤキの大木を数年前に隣地側にせり出た枝を剪定したことにより枯れたようです。

良く見ますと断幹を分岐元ではなく、中途半端な位置で切断していることにより枯れ込んだ木のようです。

せり出し部分のみを切断したことにより大きくバランスが崩れて、もし台風で倒木した場合に建屋側に倒木する危険性もあり、伐採することにされたようです。

枯れが進んでいることで枝に荷重を掛けられるか心配でしたが、さすがはケヤキ、完全に枯れ込んでいても芯まで固く、逆に乾燥した材は丈夫でしなることもなくしっかりとしていました。また、荷重の受け止めにも十分に耐えるしっかりとした材となっていました。

伐倒の方向と反対側の枝を登りこみ作業にて落とし、それでも伐倒にはバランスが微妙な重心でしたので、伐倒側から引っ張り強制的に伐倒方向に保険を掛けることにしました。

通常ですと、伐倒側の任意の木にアンカーをとって引っ張るのですが、辺り一面ずっと畑で何もなく、しかたなくフレコンバックに土を詰めてそれをアンカーの代わりにしてロープを掛け引っ張ることにしました。20mを超える木でしたが何も遮るものがなく安心して倒せましたが、やはりかなり引っ張らないと反対側に倒れた可能性のある危険な作業でした、

風の強い環境で不安もありましたが、事故なく終えることができてホっとしています。

ご依頼主様が三河一刀彫という彫刻をされている方でしたので、幹元の方の太い部分を6m程彫刻の材料として残し納めさせていただきました。

色々と芸術のお話しを聞かせていただきまして勉強になりました。ありがとうございました。

アンカーポイントの検討
伐倒と反対側の枝下ろし
さらに太い枝を落とし
狙い通り
株元径70cm
良い材料が出ました

ケヤキは薪ストーブユーザーさんの所へ

100年超えのケヤキの木

少し前の話になりますが、

100年超えの立派なケヤキの木について、大きくなりすぎて落ち葉も凄いことから今後の管理についてどうしようか、今後管理が出来なくなるなら取ってしまわないといけないのか。まだなんとか管理が出来るのかご相談がありました。既に数社ご相談されているようですが、なかなか引き受け手がいないご様子でした。裏側は畑なのですが、高所作業車やクレーン車の進入は不可能で人力でやるしかなく、なかなか困難な作業が想像されます。

現在、協力を打診して作業計画検討中ですが、大切に残していきたいと思える立派なケヤキの木でした。いいものを見させていただきました。ありがとうございました。