ご新規のお客様

長く営業を続けていますと時々急なご依頼が入ることがあります。
今回のお客様も長らくどうにかしたいとは考えておられたようですが、忙しさもあり先延ばしにされていたようですが、当方のHPをご覧になられて決断をされて一回綺麗にしようとご依頼をいただきました。

大きくなりすぎたケヤキの木とカシの木2本、昨年の酷暑と少雨によって枯れてしまったボックスウッドの植え替えをご依頼いただきました。ヤマボウシも一部枯れこんでいる幹があり、見た目には芝生部分に除草剤を撒いたことによる枯れこみのようにも見えましたが、除草剤は散布されていないということでした。

これまではご自身で剪定をされていたということで、酷く荒れていないまでも、少々剪定のされ方が独特で、自然樹形を崩さないようにと悩んで切られていることが裏目にでて、本来切り落とした方が良い枝が切られずに残り、樹形の骨格が取れていない状態の造りになってしまっていました。

随分切り戻し、再度樹形骨格を取り直すつもりで、大胆に太い枝や幹について切り詰めました。ボックスウッドは完全なる水切れで根が既に無くなっており撤去については比較的簡単にできました。植栽は近くに植えられているヤマボウシやシャラの根が干渉しており、それらの根をなるべく切らないように慎重に掘りながら均等に植え付けました。

植栽土壌が水捌けが非常に良く、むしろ良すぎる位なので昨年の降雨不足によってかれてしまったのだと思います。今回植込みの復元と木々の樹形取り直しをしっかりと行い、次年度からの樹形回復に繋げられるように剪定をしました。ありがとうございました。

5月のアラカシ剪定

カシ類は非常に萌芽力が強く水を上げるとそれが枝葉の成長に費やされます。(ひいては光合成の効率が高い種とも言えることだとおもいます。)

特に4月~6月の時期ですと、そのエネルギーは新芽を吹くことに費やされ、沢山の赤みを帯びた新芽が一斉に吹き出します。

カシ類と言えば諸々の道具の柄に使われたり、木刀につかわれたり(イチイガシ)、炭になったりする(ウバメガシ)とても硬い木なのですが、新芽や1年製枝の間はやわらかく弾力性もあり風に良くなびきます。

風で揺れますし、物で触ると簡単に動きますので5月初旬の剪定ですと鋏を入れようとしても上手く捉えることが出来ず、片手でつまんで保持してはもう一方の鋏で狙って剪定をするといった動作になります。新芽そのものを枝元からもぎ取るようにして指でむしり取るという剪定方法も同時に取ったりしますが、今回は昨年秋の剪定を抜いてしまっていた為に昨年の枝(2年生枝)が多段に成長している為にそれらの枝は途中の分岐枝の所で切りたい為にひとつづつ選択していく必要があります。2年生枝でも長く伸びている枝は十分に揺れることが可能です。

 何が言いたいのかと言いますと、通常の6月過ぎのカシノキの剪定ですと新芽もほぼ固まってピンと伸びあがり、風で葉が揺れることはあっても枝自体が大きくしなるということはありません。剪定を行う時もしっかりと目的の枝を捉えて鋏で切ることが出来ます。
 それに対し5月初旬の剪定ですと、揺れを抑える操作が加わることにより余計に時間がかかり、作業工数が1.5倍くらいになってしまうということです。

これまでは段取り時期を考慮することで、上手くこれを躱していましたが、今回昨年秋の剪定を抜いてしまったお庭で冬が暖かかったこともあり萌芽が凄すぎて急遽梅雨前に剪定を行うことになった為に、このような事態になりました。

心配されるのは、梅雨前の剪定は梅雨の雨によって、もう1回新芽が沢山吹くんじゃないかということですが・・・・成り行きを見守りましょう。