台風6号の爪痕

6月3日未明に三河地方を通過した台風6号、中心気圧もそれ程低くなく雨量も多量ということではなく(比較的三河地方は鈴鹿山麓にて雨が落ちる為に雨量は少なくなるのですが、高温で気圧が低いままですと海から続々と水蒸気が供給されて雨雲となる可能性はありますが、高い山がある訳ではないので比較的豪雨被害は少ない地方です。)今回はあまり被害が発生していないとばかり思っていましたが、集中的に短時間で降った雨の影響により地面にぬかるみが発生し浅根性のポプラの木(樹高20m前後)の倒木があったようでした。

2本の倒木があったのですが、そのどちらも台風の風の方向とは相違していましたし、2本の傾倒方向がそれぞれ違うこともあり、根が支持力を失いそれぞれの木の重心による傾斜方向へ倒れたものと思われます。そのどちらも倒れた方向と反対側の根張りが無い状態で既に倒れやすい状況になっていたものと思われます。

その内1本が牛舎に掛かってしまったことと、出入りの通行の妨げになるということもあり撤去のご依頼がありました。

これまでも樹高のある木を伐採したことはありますが、枝葉が全て付いた状態のままで伐倒することは稀で通常は枝を落として幹や数本の分岐枝だけ残した状態で伐倒します。
倒れた状態でこれほど枝葉がついているものを、この状態からバラシていくのは初めてのような気がします。(この半分程度の大きさのカシの木でしたら、そのまま伐倒・分解ということはありますが)

幹が分岐して倒れている状態ですと掛かりが外れると回転方向へ動くことがあり、掛かり木の処理は気をつかいます。十分に手順を考えてひとつづつ処理していきます。

まずは掛かりを解除しない範囲で枝葉を落としていき、幹や枝の骨格が分かる状態にして

掛かりを解除する前に回転防止の牽引をします。

掛かり解除完了です。

もう1本ありますが、こちらは掛かりはありませんが、曲がりくねっていたり、中途半端に折れていたりするので、分解途中での転倒に注意が必要です。頑張ります。

大きなジューンベリー

ハウスメーカー系新築のお宅ですと、流行の影響というものを強く受けることが多く(おそらくハウスメーカー系列の外構業者が周りに倣って同じ木をユーザーさまに進めることが原因だと思います。)同じ時期に建てられた物件は同じような木が植えられていることが多いです。

で、30年くらい前に建てられたユーザー様は多分に漏れずジューンベリーが植わっていたります。もちろん全然悪い木ではなく、強くてしなやかな枝ぶりですし実がなることも楽しめますし(年を重ねると取りがやってきて実や違う木の種を落としたり、周りを汚したりするので、それが嫌われたりしますが)本来は紅葉を楽しめる木だったりします。(そう謳われるのですが、実はハウスメーカー系住宅の中庭に植えられたりするケースが多く、ほとんどジューンベリーが綺麗に紅葉することは難しく赤くなり切る前に落葉してしまいます。残念)

さて、お庭がお好きなお客様、ご自身でバラやニワトコやジューンベリー・アジサイなどいろいろな木を植えられて管理もされてきたということですが、ジューンベリーについては樹高3mを超えてしまい、もう高枝切りバサミを使っても上手く剪定出来なくなってきたということでご依頼いただきました。自然樹形が美しいジューンベリーですが、お客様も自然樹形を意識して剪定されてきたとのこと。大変綺麗な状態のジューンベリーでした。

剪定についてですが、高枝切りバサミというのは実は高さが届いたとしても切るには水平に近い角度から刃を入れなければならず、下からギリギリ届く所では枝に対して斜めの角度からしか刃が当たらず、さらに刃の中央から先の方しか枝に当たらず、さらに挟み込もうとすると枝が逃げる方向に力が働いてしまう為に思いきり握っても女性の力では上手く切れなかったりします。刃にワイヤーで力を伝えるのもワイヤーの伸びや摩擦で力を奪われてしまうということもあります。まあ、プロに任せていただければ間違いないです。

でも、お客様の剪定のセンスは大変お上手な方で、大きく成長しても大きく形が崩れていることもなくそれ程、大きく切り戻す必要もなく、形を保ったまま樹形を縮小する事ができました。

とてもチャーミングな奥様、今後とも大切にお庭をお楽しみなってください。

【オリーブ】と【シマトネリコ】

オリーブとシマトネリコ、どちらも乾燥に強く、山土や畑のようなどこまでも根を張り広げられる場所に植えられていますと、それは早く成長し加速度的に太く大きくなります。

今回のお客様のお宅も元々畑であった土地でしかもすぐ脇に水路が通っているという地中の下の方に行けば恐らく浸透水が十分に得られるような場所に植えられているオリーブとシマトネリコでした。植えられて5年程だと聞きましたが、それにしては十分すぎる太さに成長した株になっていました。

ご自身で剪定をされていたそうですが、高さが自分で剪定をするには高すぎる高さに伸びてしまった為に今回ご依頼を受けました。(恐らく1年剪定をやらないまま2年目を迎えたら思いの他成長が早くて長くなりすぎて切り枝が1mを超えるものが多くなり危険を感じられたのだと思います。)

今回は込み入った枝も多かったので、思い切って大きく切り戻しと透かしの操作を同時に行いました。最大長で2m50cmを超える長さの枝(株立の間引きの幹)を抜いたりしました。
プロでないとちょっと脚立の上で一般の人が作業するには危険な作業でした。

プロでもやってみたら結構なボリュームの作業だったなと思える量でしたので、ご依頼いただいて正解だったと思います。G.W.ということもあり、途中お子さんが「がんばれ~」と声掛けしてくれて、俄然力がでました。ありがとうございました。

ご新規のお客様

長く営業を続けていますと時々急なご依頼が入ることがあります。
今回のお客様も長らくどうにかしたいとは考えておられたようですが、忙しさもあり先延ばしにされていたようですが、当方のHPをご覧になられて決断をされて一回綺麗にしようとご依頼をいただきました。

大きくなりすぎたケヤキの木とカシの木2本、昨年の酷暑と少雨によって枯れてしまったボックスウッドの植え替えをご依頼いただきました。ヤマボウシも一部枯れこんでいる幹があり、見た目には芝生部分に除草剤を撒いたことによる枯れこみのようにも見えましたが、除草剤は散布されていないということでした。

これまではご自身で剪定をされていたということで、酷く荒れていないまでも、少々剪定のされ方が独特で、自然樹形を崩さないようにと悩んで切られていることが裏目にでて、本来切り落とした方が良い枝が切られずに残り、樹形の骨格が取れていない状態の造りになってしまっていました。

随分切り戻し、再度樹形骨格を取り直すつもりで、大胆に太い枝や幹について切り詰めました。ボックスウッドは完全なる水切れで根が既に無くなっており撤去については比較的簡単にできました。植栽は近くに植えられているヤマボウシやシャラの根が干渉しており、それらの根をなるべく切らないように慎重に掘りながら均等に植え付けました。

植栽土壌が水捌けが非常に良く、むしろ良すぎる位なので昨年の降雨不足によってかれてしまったのだと思います。今回植込みの復元と木々の樹形取り直しをしっかりと行い、次年度からの樹形回復に繋げられるように剪定をしました。ありがとうございました。

事業所外周部の草取り

事業所として使われてい賃貸物件を返却に伴い、外周部分の草取りを行いたいというご依頼でした。

恐らく返却時期を見越して除草剤を撒かれていたと思いますが、ここ2週間に渡って急激に暖かい日が続いたり大量な雨が降ったりしたので、急激に覆いかぶさるように草類が成長したように思います。

とにかく鍵返却までのお急ぎの案件でしたので、ご連絡が入ったその日のうちに対応させていただきました。

面積が少なかったので良かったです。

ハウスメーカー系外構の植栽の変遷

過日ですが、久しぶりご新規のお客さまでハウスメーカー系植栽の剪定をお請けしました。
ハウスメーカー系植栽はどうしてもお引渡し時にて完成された外観を追及するということと、建物や外構を引き立たせる為にどうしても力強い枝ぶりの木を入れるのではなく、細くしなやかな枝ぶりの株立の木を入れて葉も細かいものが選ばれる傾向があります。

そして、最近では山取りのカエデやアオダモやソヨゴなどが好んで使われるように変わってきているように感じます。新築の場合、どうしても植えられてから手入れがされない期間がどうしても発生してしまう為に丈夫な木が好んで選ばれるという傾向もあるような気もしています。

一言だけ言いたいことは埴土域がかなり限られた容積の所に将来的に成長したら根詰まりして枯れるだろうなという樹種が植えられていたりするのは、ちょっと瞬間の外観だけを追求して将来的に枯れてもいいという発想はどうかと庭屋は思ったりする訳です。

だいたいが、植えられている木がどのように成長して枝が伸びていく性向がどうかということは、デザイナーさんは知らないか無視しているかなんですよね。

ちょっと無責任すぎやしませんか?まあ、ユーザーさんも引き渡し時の外観が良ければそれで満足されるので要求を満たしていると言えば満たしていることになりますが。

もっと庭屋が啓蒙していかないとと思う一時でした。

山取りの木は庭木とは少し違った枝の伸長のクセがあるように感じます。

樹脂材料の値上がり

連休中日のなりました。お客様から連休を見据えてのことだと思いますが、防草対策工事見積のご依頼がありました。
急遽防草シート材の仕入れ見積りにあたりましたが、燃料輸入停滞の影響を受けてか(本当のところは分かりませんが)防草シートの価格も2年前と比べ倍近くに値上がりしていました。

ナフサ不足による農業での梱包資材不足、肥料不足、塗料業界での溶剤不足、この先どうなってしまうんでしょうね。

一日も早く不易な戦争が終結することを望みます。でももともと正義も何もないただの我欲によって始まった戦争なので、なかなか終結しそうにないですね。

芝生の草取り

お庭の手入れを主にさせていただいているのですが、時折自宅の芝生などは自分で草抜きを行ったりします。お客様のお庭では築山や苔張りしてある箇所で目立つ草などはちょこちょこっと取ったりしますが、例外的にお客様の娘さんのお宅で(ハウスメーカー系建築のお宅)犬走り外周部の草取りを行ったりはすることあります。

今回はご新規のお客様で本当に芝生の草取りのご依頼がありました。
面積が45㎡前後と広い範囲で、びっしり草が生えているというほどではありませんでしたが、それでも丸1日掛かる作業となりました。

先が尖った複数の鍵爪状の返しのある草引き具を有効につかって、黙々と挿しては引き抜いてと繰り返しました。丸1日草取りをすることはまずないので、さすがに指が鍛えられておらず、道具に力を入れてあたる箇所の指の皮がめくれました。(笑)過去に器械体操で鉄棒の練習をしていた時の皮むけを思い出しました。

周囲が開けていてすぐ隣に建物がなく、高い木もなくて開放的で道路からも1本奥に入った区画の環境でしたので陽当たりも良く静かで、自宅の芝生に出てくつろぐには最高の環境のお宅でした。これからも大切に綺麗になさってください。

椿の剪定

種類は色々あれど1日全て椿の剪定という珍しい日もありました。
畑に入れる肥料が入ってしまっているようで勢いが強すぎるのが難点で、常に形の取り直しをしているような感覚でした。花付きはものすごくいいですね。

カタバミ類の除草

本日はかねてからご贔屓くださっているお客様のお宅の植栽管理でした。
バラが植えられている植栽部分に雑草対策として色砂利を入れさせていただいていますが、それでもカタバミ類は見事に増殖します。むしろ砂利がある所の方が得意げに種が石の隙間をすり抜けて着地し、砂利下の土にしっかりと根を張ります。先端が細く尖って返しのある除草具で砂利の隙間から土だけを掘り起こし、砂利上まで土を上げないように慎重に浮かせてカタバミを根から取り除きます。ウスアカカタバミ(葉が赤みを帯びていて根が横に這い広い範囲で群生するカタバミ)はその横の根を引っかけて一網打尽に救い上げ、「気持ちいい~」という感じでノリノリで作業させていただきました。
いつもオシャレなお菓子をありがとうございます。