アラカシ・シラカシ・ウラジロカシなどは、株立ちにしても良し、棒カシにしても良し、新芽はやや赤みがかって赴きがあり、風にそよぐ葉は一涼の清々しさを演出してくれます。
しかし、一方で・・・・大変に萌芽力が強くどれほど強く剪定し葉の数を少なくしても翌年には新芽を無数に吹き、夏には幹を覆い隠すほど葉が生い茂ります。まず、間違いなくカシ類は毎年の選定を余儀なくされます。逆に生垣などには適しているのではないか?とお思いかもしれませんが、確かに目隠しの役目は十二分に果たしますが、天端(上面のライン)は新芽が上方に勢い良く(1年に1m以上)伸びる為にこれもまた、毎年の剪定が必須となります。
非常に強く形もさわやかな木なのですが、確かな剪定を繰り返さないと形を崩しますし、毎年の剪定が必須の木ですのでプロに任せないつもりであれば、庭には入れない方がいいでしょう。
風を感じさせ、爽やかな印象の庭にするにはエゴノキ・ソヨゴ・カエデ・シマトネリコなどと並んで適した木です。