当ブログへのご訪問ありがとうございます。世界はコロナが席巻し全ての価値観が激しく変化する中で、アフターコロナの生活様式にシフトしていくことを私達は余儀なくされています。
これまでの経済的・物質的拡大志向から生命的・精神的充実を求めていく性向は宇宙の周期と相まって人々に浸透していくものと考えられます。そんな中、日々生活を営む家庭という空間において、その空間の物理的・視覚的影響を整えるということは、様々な場面に於いて様々な影響を及ぼすものとして重要視されるべきものと考えています。ある人は「家と庭があって、初めて家庭というものが成り立っているんだ」と言われました。文字通り『家庭』というのは家と庭があって家族が関わりあって生きていく重要な構成単位なのだと思います。
大きさは関係なく一本の木でも敷地内にあることで、家族や隣人や来訪者との対話が生まれ、人々との関係が生まれます。また、花が咲くことや葉の色が変わる事、落ち葉が落ちることなどを通じて季節を感じ、天候の変化を感じ取り、生命の実感を感じとれます。時には鳥が訪れ心を和ませてくれることもあります。そのように自分の生活の中に自然を取り入れ、自分が自然の中に生きている、もっと言えば宇宙と繋がる為の橋掛かり的役割を庭が果たすことが出来るのではないかと考えています。