梅・桃・桜・バラなどはほぼ確実に虫が発生します。他にも椿・サザンカ・サツキ・ツツジ類も比較的庭木の中で虫が付きやすい部類の木になります。
毛虫による葉の食害やアブラムシやカメムシ・グンバイなどが汁を吸うことによる葉の荒れや糞尿によるスス病、細菌類によるウドンコ病や褐斑病などの病害なども発生することがあります。病気の場合は直接的に人間に害を与えることはありませんが、放置しておくと木が衰弱したり場合によっては枯死する場合もあります。アブラムシは放置するとその枝下がベトベトになったり、チャドクガの場合は毒毛針の散乱によって人間の皮膚についた場合酷いアレルギー症状がでて皮膚に激しい発疹と痒みを伴います。それら被害を抑える為に薬剤散布は有効な手段になります。梅・桃・桜の場合は3月~4月、サザンカの場合は5月中旬と8月の中旬が害虫の発生時期となりますので、適当な時期に薬剤を散布することで木々を健康な状態に保つことができます。
剪定を施して枝間に空気が流れることと合わせて消毒を行うことで、より高い防虫・防病害効果を得ることができます。