『木を植える』たったそれだけのことですが、それにはそれなりのテクニックがあります。具体的には『土極め』と『水極め』とありますが、よほどの理由がない限りは通常『水極め』という方法によって植え付けを行います。そうすることにより、より確実に活着することが期待できます。
また、移植するには『掘り取り』⇒『根鉢巻き』⇒『植え付け』という三段階の操作がありますが(同じ庭の中での移動の場合『根鉢巻き』を省略する場合があります。)根鉢の大きさの取り方や掘り取った時に上の枝数を減らすなどの操作は勘所のいる作業となります。また、木によってそれぞれ移植適期がありますので、それらに従って移植を行います。大きな木の場合は『掘り取り』の前に『根回し』の操作を行い、1年越しで移植を行う場合もあります。
植栽につきましては、生産者の所へ直接買い付けに行き、目で確かめて気に入った枝振りのものを仕入れてきますので一般的に店頭で売られているものとは一味違う木を手に入れることが出来ます。